● 1日あたりの新規感染者数は、本日10,000名を超え、極めて高い水準で推移しています。また、重症者数は、引き続き5,000名を超えており、現在まで高い数値で推移しております。感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、感染予防には一層心掛けて下さい。
●先日、新型コロナウイルス感染症予防のため、女性が車両の窓ガラスを開け乗車していたところ、オートバイに乗った男から、携行していた携帯電話をひったくられる事案が発生しました。車両の窓を開ける際には、身の回り品にご注意ください。
1 イラン厚生省の発表によりますと、本日の感染者数等は、以下のとおりです。
(1)新規症例件数: 10,463名(うち3,574名が入院)
(2)累積症例件数: 692,949名
(3)新規死者数: 458名
(4)累積死者数: 38,749名
(5)累積治癒数: 525,641名
(6)重症者数: 5,561名
(7)検査実施件数:5,263,173件
2 1日あたりの新規感染者数は、過去最高の10,000名を超え、極めて高い水準で推移しています。新規死者数は、458名を記録しています。また、重症者数は、引き続き5,000名を超え、現在まで高い数値で推移しております。
3 最近、新型コロナウイルス感染症予防のため、女性が窓ガラスを開けて乗車していたところ、開いている窓ガラスからオートバイに乗った男が手を伸ばし、女性の携帯電話をひったくる事件が発生しました。感染予防のために車両の窓ガラスを開ける場合、窓ガラスの3分の1くらいにするなどし、ひったくりの被害に遭わないよう十分留意してください。また、渋滞などで車両が停車している際は、特に注意してください。
4 本9日の当地における主な新型コロナウイルス関連報道は以下のとおりです。
(1)ラーリー厚生省報道官発言
州別感染警告情報
【レッド状態】
テヘラン、イスファハン、コム、東アゼルバイジャン、南ホラサーン、セムナーン、ガズヴィーン、ロレスタン、アルダビール、フーゼスタン、ケルマンシャー、コフギルイェ・ボイェルアフマド、ギーラーン、ブシェール、ザンジャーン、イーラーム、ホラサーン・ラザヴィ、マーザンダラン、チャハールマハール・バフティヤーリ、アルボルズ、西アゼルバイジャン、マルキャズィ、ケルマーン、北ホラサーン、ハマダン、ヤズド、クルディスタン
※レッド(4段階の一番上:新たな陽性者が人口10万人あたり25人以上だった地域)。
【警告状態】
ホルモズガン、ファールス、ゴレスタン、シスタン・バルチスタン
(昨日から変更なし。)
※警告状態:イエロー(人口10万人あたりで新たな陽性者が1人から9人)及びオレンジ(新たな陽性者が,人口10万人あたり10人から24人)の地域。
●国家新型コロナウイルス対策本部会議において、テヘランにおける21時以降の往来禁止につき、提案がなされた。本提案の執行の時期は、テヘラン・コロナウイルス対策本部執行基地の長に委ねられている。
●それ故、21時以降の往来禁止は、11月14日(土)から実施される予定である。これは、国家新型コロナウイルス対策本部の決定である。
(3)モラーディ・テヘラン警察公共空間監督担当副署長の発言
●新型コロナウイルス対策本部の決定に基づき、11月10日(火)から、許可されたものを除き、「グループ2」に属する職種は、18時以降の営業が禁止となる。
●既に(制限が)発表されている「グループ3」及び「グループ4」についても、引き続き(18時以降)休業とする。「グループ3」又は「グループ4」に属するものは、以下のとおり。
女性向け美容院、祭儀用ホール、カフェ、チャイハネ(水たばこ屋)、スポーツ施設等
●「グループ2」に属するものは、以下のとおりである。
ショッピングセンター、アーケード、食料品以外を販売するショッピングモール、レストラン、ホームセンター、菓子屋、ジュース・スタンド、アイスクリーム屋、男性向け理容室、大型自動車販売展示場、絨毯屋、コピープリント屋、雑貨屋、玩具屋、衣類の卸売販売店及び小売店、布地屋、カーテン屋、家具屋、鞄屋、靴屋、文房具店、仕立屋、小間物屋、アトリエ、写真店、不動産屋、化粧品店、ナッツ・ドライフルーツ店等
●警察は、厚生省職員と協力しつつ監視を行う。警察は、(「グループ2」に属するもので)18時以降に営業を継続しているものに対して、法に則って対応する。
(4)ライースィー国家新型コロナウイルス対策本部報道官の発言
●ローハニ大統領がテヘランの2週間のロックダウンに合意し、テヘラン州知事がその執行に反対しているという話は、全くもって正しくない。本提案も、他の提案と同様に提起されている。
●昨日の国家新型コロナウイルス対策本部では、2件の提案がなされた。第一の提案は、各州の中心部及び人口が多い都市における制限の実施に関するものであり、採択された。18時以降実施されるものである。(注:上記(2)の制限措置を意図しているものと思われる。)第二の提案は、都市内における自家用車での往来禁止に関する議論であり、今後同本部会議において再度提案・審議されることとなっている。
5 感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、最新情報を入手するとともに、以下を参考に感染予防に努めて頂き、感染予防には一層心掛けて下さい。
(1)飛沫感染を防ぐため、マスクの着用、ソーシャル・デイスタンシングを心掛け、いわゆる「三つの密」(密閉された空間で、密集しての密接な会話)を避ける。特に不特定多数の人がいる密閉された屋内にいることを避ける。
(2)接触感染を避けるため、アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目、鼻、口などに触れる前に必ず手洗いをする。
(3)体調不良の時は外出を控え、咳やくしゃみがあるときは、マスクを着用し鼻と口を覆う。マスクがない場合は、咳やくしゃみのときに手で抑えず、鼻と口をティッシュなどで覆い、その後手洗いを行う。
6 その他関連サイト
(1)厚生労働省ホームページによる周知
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ア 新型コロナウイルスを防ぐためには
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596861.pdf
イ 一般的な感染症対策について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf
(2)国立感染症研究所ホームページ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/
(3)外務省海外安全ホームページ
【広域情報】新型コロナウイルスに関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C018.html
【感染症危険情報】イラン
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_046.html#ad-image-0
7 連絡先及び問合せ先
在イラン日本国大使館領事班
電話:+98-21-22660710(代表)
FAX:+98-21-22660746
e-mail:consular@th.mofa.go.jp
HP:http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html
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