新型コロナウイルス関連情報(11月3日(火)に発表されたオランダ政府による新たな措置等)

 本日3日(火)午後7時より、ルッテ首相及びデ・ヨンゲ保健・福祉・スポーツ大臣が記者会見し、現在実施されている部分的ロックダウンの措置に加えて、追加的に実施する措置等について発表しました。なお、これらの措置は、明日11月4日(水)午後10時から2週間有効となるとされています。

 この発表に関連し、オランダ政府がホームページ上に具体的な内容を公表しておりますので、その概要について以下のとおりお知らせいたします。

 なお、詳細については、「 https://www.government.nl/latest/news/2020/11/03/temporary-tightening-of-partial-lockdown 」(英語)及び「 https://www.rijksoverheid.nl/onderwerpen/coronavirus-covid-19/nederlandse-maatregelen-tegen-het-coronavirus/openbaar-en-dagelijks-leven 」(蘭語)をご参照ください。

1 我々は、感染者数の増加を食い止めることができており、正しい方向に進んでいるが、そのスピードは依然としてあまりにも遅い。医療機関で勤務するスタッフへの過度な負担を避け、全ての患者に対する医療の質を確保するため、より早いペースで感染者数を減少させる必要がある。また、日常生活においては、迅速に、より多くの自由を取り戻したいと考えている。このため、政府は、現在、実施されている部分的ロックダウンに加え、今後2週間、追加措置を導入することを決定した(注:なお、記者会見において、地域を限定したロックダウン(午後10時から午前4時までの外出禁止、中・高等学校(VO)の閉鎖、日常生活上必須でない店舗の閉鎖等)について実施の可能性が示唆され、今後、各地域の感染状況を注視しつ

つ、1〜2週間で決定されるとされました。また、この地域的なロックダウンは、地域と協議の上、政府によって決定されるとしております。なお、現時点で、ロッテルダム及びドルドレヒトにおいて、感染者数に問題を抱えている旨、述べられました。)。

2 感染リスクは依然として高く、現在、オランダの6人に1人が陽性と診断されている。このため、種々の対策を維持することが重要である。症状がある場合には、自宅待機をし、検査を受けること。人ごみを避け、距離をとること。これは、自分のためでもあり、大切な人のためでもある。また、営業を継続したい小売店経営者のためでもあり、営業を再開させたい飲食業のためでもある。

3 11月19日(木)からは、10月14日(水)から実施されている部分的ロックダウンへ戻る(注:記者会見では、本追加措置は2週間継続され、2週間経過後、自動的に現行の部分的ロックダウンへ戻る旨、述べられました。)。12月中旬、政府は、それ以降、何が可能となるかを評価する(注:記者会見では、2〜3週間後、政府は、クリスマス期間に対する方針を提供することができる見込みとされました。また、現時点での情報に基づけば、感染者数は1月には、許容可能なレベルとなり、12月中旬には再び緩和できる可能性がある旨の見通しが示されました。)。対策が再検討されるためには、感染者数の減少と通常の治療が逼迫していないことが十分に明らかとなっていなければならない。

4 接触や移動を更に減少させることにより、ウイルスの感染リスクが最も高いところに対処する。今後2週間のモットーは、可能な限り自宅で過ごし、不必要な移動を避けることである。海外旅行や旅行の予約は、真に必要でない限り、1月中旬まで推奨されない。

5 残念ながら、今回の措置の引き締めは、我々の生活や経済に影響を与えることになる。しかし、このステップは、ヘルスケア部門や我々の日常生活において、ウイルスに可能な限り対処する社会への見通しを早期に提供するために必要である。嬉しいとき、悲しいとき、運動中、レストランにおいて、家族や友人が共にいられるように。

6 11月3日(火)に公表された措置の概要(11月4日(水)午後10時から、11月18日(水)まで)

(1)集団形成

○自宅において、1日あたりの来客は2名を上限とする。

○屋内(自宅を除く。)及び屋外での集団形成は、異なる世帯から2名を上限とする。

○家族には、集団形成の上限数はない。

○11月9日(月)以降、葬式は30名を上限とする。

○結婚式は20名を上限とする。

(2)日常生活

○祝日も可能な限り自宅で過ごす。

○不必要な移動は避ける(注:記者会見では、現時点で、公共交通機関に対する更なる制限は予定しないとされました。)。

○やむを得ない場合を除き、自宅勤務を行う。

○13歳以上は、公共の屋内施設や公共交通機関では、マスクを着用する。(注:記者会見では、準備が整い次第、法的に義務化するとしたが、おそらく12月1日(火)の数日前になるとの見通しを示しました。)

○中・高等学校(VO)、中等職業教育(MBO)及び高等教育(高等職業教育(HBO)及び大学)では、全員が、教室外でマスクを着用する。

○一般にアクセス可能な場所は、全て閉鎖。例えば、博物館、劇場、性風俗店、映画館、遊園地、動物園、プール、図書館などが該当する。

○飲食店は全て閉鎖。テイクアウトは可能。例外として、ホテル(宿泊客向け)、葬儀場、空港(セキュリティチェック通過後)。複合施設では、飲食施設部分を閉鎖。

○小売店は、午後8時までに閉店。ショッピングイブニングは行わない。

・食料品店は、午後8時以降も営業可能。

・市場は、引き続き営業可能。

○午後8時から午前7時までは、酒類の販売や配達を禁止。

○午後8時から午前7時までは、公共のスペースでの酒類の所持及び飲酒を禁止。

○(屋内外の)イベントは、パブリックイベント法に規定されるデモ、集会、会合を除き、禁止。

○小売業界においては、同業界で定められた規則の一層の遵守に係る合意がなされる。過度に混雑する場合、又は、基本的なルールが遵守されない場合、当該場所(の一部)が閉鎖され得る。取締りが強化される。

(3)スポーツ

○18歳以上の者は、1.5メートルの距離を維持し、1人、又は、2人以下のグループでのスポーツだけが可能となる。試合は禁止。

○例外として、

・Papendal等の指定された場所において(トレーニングする)トップアスリートとしてのステータスを持つ者。

・1部及び2部リーグの(「チーム」のスタッフを含む。)サッカー選手。

○18歳までの子供(チームスポーツや自身のクラブ内での対抗戦は可能。)。

○スポーツ施設に付帯する飲食施設に加え、シャワー、更衣室は閉鎖。

○グループレッスンは禁止。

○無観客で行うこと。

(4)旅行

○オランダ国内での旅行

・可能な限り自宅で過ごす。

・不必要な旅行を避ける。

・旅行に行く場合は、可能な限り当該旅行先で滞在する。

・移動の回数を減らし、混雑を避ける。

○海外旅行

・真に必要な場合を除き、1月中旬までは海外旅行や予約をしない(注:記者会見では、これは強い要請であるとされました)。

・休暇旅行や家族訪問は必要な旅行ではない。

・旅行前には、必ず渡航勧告ページ( Nederlandwereldwijd.nl )に掲載されている国別の最新の旅行情報を確認する。

渡航勧告がオレンジとなっている地域から帰国する場合、10日間の自宅隔離を行う。

・オランダ領カリブ海領域への旅行は可能。これに関する最新の渡航勧告を確認する。

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