新型コロナウイルス感染症関連情報（規制措置の強化等：１１月１日分）

●政府は、明２日から夜間外出禁止措置の時間を延長し、午後１０時（経済活動は午後９時）から午前６時までとすると発表しましたので、夜間の外出時にはお気をつけ下さい。

●政府は、下院選挙を１０日に実施し、１１日午後に見込まれる選挙結果発表後、４日間に亘り包括的外出禁止措置を実施し、１５日（日）午前６時まで継続すると発表しました。小売店が開店するのか等の詳細に関する明確な発表はありませんが、水や食料等の備蓄の準備をお薦めします。

●政府は、明２日から、今後発表があるまでの間、国内における集合住宅や観光施設内のものを含むスポーツジム、公共プールを閉鎖すると発表しました。

●政府は、新規感染者数につき、１１月１日は３，２５９名（全て市中感染者）で、累計の感染者数は７５，８６６名となったと発表しました。

１　ハサーウネ首相は、１日の記者会見において以下のとおり述べました。

（１）明２日から夜間外出禁止措置の時間を延長し、午後１０時（経済活動は午後９時）から午前６時までとする。

（２）下院選挙は１０日に実施。１１日午後に見込まれる選挙結果発表後、４日間に亘り包括的外出禁止措置を実施する。包括的外出禁止は１５日（日）午前６時まで継続する（記者会見に同席したマアーイタ議会担当相は質問に答えて、選挙結果は遅くとも１１日夜には確定し、包括的外出禁止は遅くとも１２日（木）から実施され、１５日（日）朝までとなるだろうと発言）。

（３）明２日から今後発表があるまでの間、国内における集合住宅・観光施設内のものを含むスポーツジム、公共プールを閉鎖する。

（４）明２日朝から、娯楽施設及び子供用遊園地等は閉鎖する。

２　オベイダート保健相は、記者会見において次のとおり述べました。

（１）仮設病院を、ヨルダン北部、中部、南部に開設する。これにより、一般病床１０００床、ＩＣＵ病床１２０床を確保する。

（２）ヨルダンにおける新型コロナウイルス感染にかかるＰＣＲ検査陽性率は、１４％から１６％へ上昇し、今後も上昇する見込み。

（３）病院の占有率は未だ余裕はあるが、保健システムの能力は引き続き向上させる必要がある。

（４）保健省は、アンマンの民間病院との契約の最終段階にあり、一般病床２００床、ＩＣＵ病床４０床が確保される。

３　ハヤージネ保健省コロナ担当次官は、同記者会見で次のとおり発言しました。

（１）病院におけるコロナ感染者による病床占有率は５０％以下で、ＩＣＵ病床は５０％強、人工呼吸器の占有率は１／４〜１／３程度である。

（２）４０病床を提供した国境なき医師団のように病床を提供する機関があり、発表以上の感染者収容能力があるが、公式発表では最小限のものとしている。

（３）約４５分から１時間程度の短時間で結果が判明するコロナ検査機器が国内各地の医療サービス地点に設置されており、新たに２台を購入したため追加で設置される。

４　ヨルダン国内感染状況