○ポイント
●10月22日午前0時から23日午前0時にかけて、新たな感染者数は合計1,656名、累計感染者数は19,300名です。
●国立公衆衛生研究所はスロベニアの全域をレッド地域に指定しました。
●政府は、国内規制措置の強化に関する発表を行いました。詳しくは本文をご参照ください。
●感染拡大が続いています。引き続き、最新情報を入手し、感染予防に努めて下さい。
○本文
1.感染者数関連情報
10月22日午前0時から23日午前0時にかけての新規感染者数は1,656名であり、現在の入院者数394名、集中治療室収容者数67名です。関係当局によれば、これまで計312,620名を検査し、計19,300名の感染が確認されています。死亡者数は5名増え、計216名です。
(地域別感染者数(22日からの増加人数))
スロベニア中心部 :5970 (+453) レッド
ドレンスカ・ベラクライナ地方 :1294 (+89) レッド
サヴィンスカ地方 :2550 (+283) レッド
ポドラウスカ地方 :2145 (+183) レッド
ゴレンスカ地方 :2768 (+284) レッド
ポムルスカ地方 : 994 (+88) レッド
オバルノ・クラシュカ地方 : 421 (+61) レッド
ゴリシュカ地方 : 577 (+58) レッド
コロシュカ地方 : 886 (+64) レッド
プリモルスコ・ノトランスカ地方: 392 (+12) レッド
ポサウスカ地方 : 581 (+48) レッド
ザサウスカ地方 : 558 (+34) レッド
その他調査中 : 164 (−3)
(内数名が外国人と報じられています。)
※(出典)COVID-19トラッカーSledilnik:https://covid-19.sledilnik.org/sl/stats
なお、以下のスロベニア国立衛生研究所のリンクでは、自治体別の10万人あたりの感染者数が記載されています。
https://www.nijz.si/sl/dnevno-spremljanje-okuzb-s-sars-cov-2-covid-19
2.レッド地域の指定
スロベニア国立公衆衛生研究所は、本23日より、スロベニア全域をレッド地域に指定しました。
3.国内制限措置の強化について
スロベニア政府発表によれば、以下のとおり新たな国内措置等が講じられます。
(1)営業にかかる制限強化
24日(土)より、以下のとおり営業制限が設けられます。本制限の期間は7日間で、その後状況に応じて見直しがなされます。
(a)原則、店舗での物品販売・サービス提供が禁止され、小売店、文化施設、スポーツ施設、理容・美容室、洗車サービス等を含め閉鎖されます。下記の店舗・サービスのみが例外となります。
・食料品店、農産品を販売する店舗
・調剤薬局およびドラッグストア
・医療機器、整形外科機器を取り扱う店舗
・マーケット
・ペットフード・飼料販売店
・店舗内におけるガーデン・農作物プログラム
・苗木販売、園芸、農業に関連した店舗
・花屋
・ガソリンスタンド
・車両及びバイク等の点検や修理等に関わる店舗
・建築や設備に関連した物品を販売する店舗
・銀行
・保険サービス
・郵便局
・配達サービス
・キオスク等、新聞・雑誌の売店
・公共の安全及び健康に関わる緊急サービス
(b)午前6時〜午後9時の間、集積地点における飲食物及び物品の引渡し(テイクアウト等)は可能です。また、飲食物及び物品のデリバリー・遠隔販売等も可能。
(c)宿泊施設が閉鎖されます。ただし、下記に該当する人は例外となります。
・経済活動に従事する目的で宿泊施設を必要とする個人
・スロベニア国内に於いて公共サービス活動を行う者
・ビジネス上の理由でスロベニアに来る外国人または、外交使節団の代表者等
・医療提供者から治療のために紹介された者、または宿泊施設で医療活動を行うように紹介された者
・アスリート、スポーツ専門家、およびスポーツ法に従って補足的な専門的作業を行う者
・新型コロナウイルス感染を抑制するための措置を実施する目的で、隔離または検疫の措置を実施する場合
・この法令の発効時にすでに宿泊している宿泊客(予約期間終了まで)
(2)教育関連機関の閉鎖
来週26日(月)より、以下のとおり、教育機関が閉鎖されます。本制限の期間は7日間で、その後状況に応じて見直しがなされます。
・幼稚園、小中学校、高校、大学ほか高等教育機関を含む教育関連機関が閉鎖されます(教育機関の職員、職場勤務等を行うため子どもの世話ができない家庭等の子ども等、例外あり)。
・学生寮等が閉鎖されます(留学生等、他に宿泊する場所のない者は引き続き滞在可能)。
・幼稚園については、地方自治体の判断で必要と判断した場合、例外的に開園が可能。
(3)公共交通機関の運行縮小
今後、公共交通機関サービスは、通常の3分の1で運行されます。
4.移動制限、例外事項の追加
スロベニア政府は、移動制限にかかる政令を改定し、移動制限の例外事項を追加しました。同変更は、本23日より適用されております。概要は以下のとおです。
(1)夜間移動制限時間(午後9時〜午前6時)の例外事項に、以下が追加されました。
・飲食物、医薬品及び生活必需品のデリバリー(テイクアウトは不可)
・スロベニアを通過するトランジット目的の移動、外国から帰国した際の国内居住地への移動
(2)地域間移動制限の例外事項が、以下のとおり追加されました。
・スロベニアを通過するトランジット目的の移動、外国から帰国した際の国内居住地への移動
・既に例外事項である親族の訪問について、家族の介護等を目的とした訪問に加え、親による子ども等への訪問も可能
5.テレワークの奨励
ヤンシャ首相は、昨22日の会見において、全ての企業に対して、可能な限り、テレワークに切り替えるよう要請し、テレワークができない部分については、感染予防措置を適切に講じるよう改めて求めました。
【参考情報】
1.新型コロナウイルス感染症に関連する各種問い合わせ先について
スロベニア政府はホームページで、以下の連絡先について紹介しておりますので、共有いたします。
(1)自主隔離(自己検疫)に関連する情報は、下記の保健省の連絡先から入手できます。
電話番号:+386 (0)1 478 68 48 (8時30分から15時30分まで)
メール:karantena.mz@gov.si
(2)健康に関する推奨事項と指示については、国立公衆衛生研究所にご連絡ください。また、国立衛生研究所のウェブページwww.nijz.siからも確認できます。
電話番号:+386 (0)1 2441 729
(3)国境通過に関する質問については、下記の警察のコールセンター(新型コロナウイルス関連の情報提供)もしくは、メールでお問い合わせください。
電話番号:+386 (0)1 514 70 01
メール:info.koronavirus@policija.si
(4)領事に関連する質問については、スロベニア外務省にお問い合わせください。
電話番号:+386 (0)1 478 20 10
2.外務省海外安全ホームページ
本サイトでは、各国・地域での新型コロナウイルスの発生状況、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)等の情報を掲載しています。
3.たびレジ簡易登録
本サービスは、メールアドレスとメール配信を希望する国・地域を選択するだけで、当該在外公館から領事メールを受信することが出来ます。ぜひご活用下さい。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/register
4.スロベニア国立公衆衛生局は、国内状況や感染予防の方法等について公開しています。
(主にスロベニア語)
5.新型コロナウイルス感染症に備えて 〜一人ひとりができる対策を知っておこう〜(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
6.新型コロナウイルス感染症に関する情報について(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
7.リュブリャナ空港ホームページ
https://www.fraport-slovenija.si/en/Main
8.スロベニア政府の下記のツイッターアカウント等で、随時情報発信が行われておりますので、こちらもご確認ください。
●政府(英語):https://twitter.com/govslovenia
●政府(スロベニア語):https://twitter.com/vladars
(英語版と若干内容が異なります。)
●外務省:https://twitter.com/mzzrs
(主にスロベニア語)
●保健省:https://twitter.com/minzdravje
(主にスロベニア語)
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Veleposlanistvo Japonske v Sloveniji
Trg republike 3/XI, 1000 Ljubljana
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