リトアニア国内における新型コロナウイルス感染者等の状況(10月21日)

1 リトアニア国内における感染者等(10月15日から10月21日まで)

  新規感染者:計1734名(先週1022名)

  (15日255名,16日281名,17日228名,18日252名,19日205名,20日202名,21日311名)

  累計感染者:計8239名

  新規死亡者:計11名(先週8名)

  累計死亡者:計120名

2 報道内容

・19日(月)に行われた保健大臣及び国立社会保健センターの会見内容

 ア 状況は改善していない。最も憂慮しているのは、感染経路不明者の増加である。これは、市中感染が広がっているということを意味する。現在の対策では不十分ということでもあり、また、人々がルールを守っていないということでもある。

 イ 状況が思わしくない自治体は、ラセイニャイ、ケルメ、シャウレイ地域市、シャウレイ市、ヨニシュキス地域市である。ラセイニャイ市からは、23日までの検疫期間を延長するという話も出てきている。(その後、ラセイニャイ市長がさらに2週間の延長を正式発表。11月6日、24時まで)

 ウ 本日、各自治体に宛てて感染対策のレコメンデーションを発出した。自治体がこれらの対策を採用しないのなら、国家レベルでの規制を検討せざるを得ない。

 エ 欧州理事会は、感染状況で、加盟国を緑、黄、赤、グレーに分類するとしているが、リトアニア国内の自治体も同じように色づけし、対策を立てていく考えである。赤ゾーン(感染指数50人以上で陽性率4%以上、または、陽性率に関係なく感染指数150人以上)に入る自治体には、検疫の導入を推奨する。

 オ 家庭内感染も再び増えており、そこから、学校、職場に感染が拡大している。特に教育機関の状況は深刻で、45の学校・幼稚園で、校内(園内)感染が確認されている。

 カ 医療機関での集団感染が増えている。パランガのリハビリテーション病院では、現在までに29人の感染が確認されているが、他の地域にも飛び火している。クライペダ船員病院、クライペダ国立病院スクオダス分院で新たなクラスターが発生した。

・10月21日付,過去2週間のリトアニアの10万人あたりの感染者数は98.6(先週62.9)人です。

3 感染が疑われる場合のリトアニア国内の連絡先等について

【新型コロナ相談窓口】(1808)

  在留邦人・旅行者の皆様に発熱と呼吸器系の症状が続くなど,新型コロナウイルスの感染が疑われる場合

 ア コロナ相談窓口(午前8時から午後8時,英語可能)「1808」に電話をして状況を説明する。

 イ 指示により病院に行く必要がある場合には,バスやタクシーの使用は出来ず,自家用車で行く必要がありますが,自家用車が無い場合には,自治体が搬送することが義務づけられています。指示に従ってください。

 ウ 検査後は,検査結果が出るまで自主隔離となります。陽性で,入院の必要があると判断される場合には,救急車が来ます。

  上記のようなドライブスルー検査を行っております。

  詳しくは,,

「こちら(https://www.lt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00030.html)」

 をご覧ください。

  ドライブスルー検査以外にも,有料ではありますが,私設のクリニックで検査を受けることもできます。

  なお,リトアニア国内では,日本語で受診できる病院はありません。

4 感染症の予防について

  基本的なことですが,以下の対策を続けることが重要です。

(1)石鹸やアルコール等を用い,定期的な手洗いを励行する。

(2)外出先から帰宅すれば,手洗いとうがいを徹底する。

(3)なるべく公共交通機関や人込みを避ける。

(4)咳や発熱の症状のある人との接触を避ける。

5 大使館からのお願い

  在留邦人の皆様におかれましては,リトアニアに滞在しているご友人やご学友等で未だ在留届を提出していない方がいらっしゃれば,登録するようお声がけをお願いいたします。

  また,既に帰国された方は,下記URLから帰国届けの提出をお願いします。

【在留届及び「たびレジ」への登録のお願い】

  海外渡航前には,万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え,必ず在留届を提出してください。帰国届けも下記URLから行えます。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

  また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html 参照)

6 参考

(1)リトアニア政府コロナウイルス情報ページ(英語)

http://koronastop.lrv.lt/en/

(2)リトアニア外務省コロナウイルス情報ページ(英語)

https://urm.lt/default/en/important-covid19

(3)リトアニア外務省領事局ホームページ(リトアニア語)

http://keliauk.urm.lt/lt/pranesimai

(4)リトアニア保健省

http://sam.lrv.lt/en/

(5)リトアニア保健省所轄国立社会保健センター

http://nvsc.lrv.lt/en/

(6)外務省海外安全ホームページ(日本語)

https://www.anzen.mofa.go.jp/

(7)厚生労働省ホームページ(日本語)

https://www.mhlw.go.jp/index.html

〇 在リトアニア日本国大使館 Embassy of Japan in Lithuania

  電話 +370 523 10462(開館時間のみ)

  電話 +370 612 74545(閉館時間,緊急連絡先)