サウジアラビアにおける新型コロナウイルス対策（９月６日）

●９月６日現在、サウジ保健省の発表した感染者は計３２０，６８８名です。

●第４回未来投資イニシアチブの延期が決定

●米国務省の当国所在公館の非緊急館員及び同伴家族に対する自発的出国許可の停止

●濃厚接触者の定義及び濃厚接触者に求められる自宅待機（１４日間）の期間に関する保健省発表

●次回のコロナ対策情報に関する領事メールは、９月１３日（日）の予定です。

１　感染者数　

９月６日現在、サウジ保健省の発表した感染者は計３２０，６８８名（内２９６，７３７名は回復、現存感染者１９，８７０名、重症者１，４５７名、死者４，０８１名）。

５日保健省発表以降、新たに確認された感染者は７５６名です。

１日の検査件数４１，６６５件、これまでの合計検査件数５，４０６，１３６件。

参考：サウジ国内感染者数カウンター（保健省提供）：https://covid19.moh.gov.sa/

引き続き、３密（密閉，密集，密接）を避け、外出時はマスクを着用し、手洗い、咳エチケットを励行し、ご自身やご家族、周囲の方の健康とウイルスに感染しないことを最優先に考え、行動していただきますようお願い申し上げます。

８月より、コロナ対策情報は感染者数以外にお知らせするべき事項がない場合は、原則毎週日曜日のみとしております。感染者数については、上記サウジ保健省提供のカウンターや、ツイッターをご参照ください。なお、国境や国際線航空便の再開等、重要な政府決定の情報が発表された場合は、この限りではなく、可能な限り速やかに配信いたしますので、ご理解をお願いいたします。

２　第４回未来投資イニシアチブの延期が決定

１日付当地英字日刊紙アラブニュースは、第４回未来投資イニシアチブ（FII: Future Investment Initiative、いわゆる「砂漠のダボス会議」)の来年への延期が決定された旨以下のとおり報じました。

（１）第４回未来投資イニシアチブ（当初は本年１０月２８日〜２９日開催予定であった）開催は、２０２１年１月２６日〜２８日に延期し、「ネオ・ルネッサンス」をテーマに開催することを決定した。

（２）バーチャルでの開催も検討したが、延期することになったとしても、実際に登壇者がプレゼンを行うことが好ましいと判断した。また、当地を訪れ帰国することに伴う様々な困難が課題と判断した。

３　米国務省の当国所在公館の非緊急館員及び同伴家族に対する自発的出国許可の停止

８月２５日，当地米国大使館は，米国務省が今年６月から許可していた当地米国公館の非緊急館員の帰国を停止した旨以下のとおりホームページ上で公表しました。

（１）２０２０年８月２４日，米国務省は，リヤドの大使館並びにジェッダ及びダハランの総領事館に所属する非緊急館員（non-emergency U.S. personnel）及び同伴家族によるサウジアラビアの任務からの自発的な出国を許可することを停止したと公表した。

（２）米国務省は，コロナウイルスの感染拡大を受け，６月２６日から今回の停止発表まで，当地米国公館の非緊急館員やその家族がサウジアラビアからの自発的に出国することを許可してきた。

４　濃厚接触者の定義及び濃厚接触者の自宅待機期間に関する保健省発表

（１）濃厚接触者の定義

ア　感染者と同一家屋に居住する者。

イ　握手や接触等により、感染者と物理的に接した者。