【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(8月10日現在)

●報道によれば、アルゼンチン国内では253,868名(昨日から7,369名増)の累計感染者数、うち4,764名の累計死亡者数、174,974名の累計治癒数が報告されています。

●なお、当国に居住、または短期的に滞在している方を対象とした、強制隔離及び強制距離措置(以下「強制隔離」と記載)(DNU641/2020)は、8月16日(日)まで継続中です。また、非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続されています。

●帰国のために空港へ向かわれる際には、地方ご滞在の方も含めて事前に大使館で証明書類の発給等の準備が必要になります。トラブルを避けるためにも、ご帰国を計画されている方は、事前に大使館に一報くださいますようご協力のほどよろしくお願いいたします。

1 報道によれば、アルゼンチン国内では253,868名(昨日から7,369名増)の累計感染者数、うち4,764名の累計死亡者数、174,974名の累計治癒数が報告されています。

2 強制隔離関連

(1)治癒者数カウント方法の修正

 保健省の発表によると、8日から9日の24時間の間に新型コロナウイルスからの回復者は50%以上(8日の108,242人から9日の170,109人へと+61,867人)も増加しています。この急増について、保健省次官は昨9日の記者会見において、次のように説明しています。

これまでの、治癒者数の通常のカウントの仕方としては、

 ア 入院した感染者については退院した時点。

 イ 入院を伴わない感染者(軽症、無症状)については発症日から10日経過した時点。

で、それぞれ治癒者数に算入されていた。しかし、「イ」の感染者の中には「発症日」の記録がないためにこれまで治癒数に算入されていなかった人が相当数いることが判明し、今回このグループを、「感染確定日=発症日」と見なして、同日から10日経過している人を全て治癒数に算入して処理した。

(2)学校の再開見通し等

 ア 昨9日、トロタ教育大臣は、ラジオ番組のインタビューの中で、アルゼンチンの学生・児童は通常どおり年末には今学期を終了し、新型コロナウイルスパンデミックによって生じた事情により学期を延長することはない旨明らかにしました。同大臣は、パンデミックが学習や心理的に子ども達に影響を与えていることを認めた上で、学生・児童は学び続け、知識を構築するプロセスを経たとして、「失われた年」であったとの認識を否定しています。また、自動的に全員が進級することはないとし、現在教育省が進級戦略を講じていると述べています。

 イ また、同大臣は、本10日からサンファン州の19市中14市で対面式の授業が再開されることを強調した上で、安全に授業が行われるための新しいプロトコルについて説明しました。その上で、11日からカタマルカ州でも対面式授業が再開する見込みを示した一方、ブエノスアイレス首都圏(AMBA)については、疫学的な条件が整っていないとして再開見込みが立たない旨述べています。

3 ご帰国のために空港へ向かわれる皆様へ(注意事項)

(1)強制隔離下において、空港へ移動することは原則として認められておりませんが、母国に帰国する者等に対しては、例外として当国外務省の規定する証明の作成、携行等により移動が認められております。同令を遵守せずに移動することは、検問等により拘束、罰金等無用なトラブルを招く原因にもなりかねませんので、ご帰国等を計画されている方は、事前に大使館に連絡、相談の上、必要な手続きをされるようご協力のほどよろしくお願いいたします。

細部は「ご帰国のために空港へ向かわれる皆様へ(注意事項)」をご確認ください。https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100026004.pdf

(2)また、地方都市からご帰国のために首都等に移動される際には、滞在地を出発される48時間前までに当国外務省等へ通知する必要がありますのでご注意ください。

細部は「地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項」をご確認ください。

https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100043069.pdf(以上)