新たな感染予防措置

●6日、保健省は国内での感染例の増加を受け記者会見を行い、商業施設内でのマスク着用義務化及びカルタゴ空港への旅客以外の入場禁止等の新たな措置を発表しました。

●1日、空港庁はカルタゴ空港での集団感染が確認されたとし、今後空港職員3千人を対象としたPCR検査を実施する旨発表しました。

1.チュニジア政府のコロナ関連政策(現在滞在中の方及び今後入国を予定されている方へ)

 本5日、保健省は記者会見を行い、感染予防のための新たな措置を含む以下を発表しました。

・商業施設(スーパーマーケット等)でのマスク着用の義務化。罰則については6日に開催される閣議で決定

・特別な場合を除き、空港施設内への旅行客以外の入場禁止(昨4日から実施)

・空港の閉鎖は現在のところ行う予定はない

・コロナとの共生が肝要。国民へは予防措置の今一度の徹底を求める

・6月27日の空港再開以降、364件の新規入国者の感染例及び66件の市中感染例を確認。集団感染が確認されたスース、カイルアン、及びカルタゴ国際空港において、その後新たな感染は確認されておらず、これら地域においては検証委員会が調査を進めている。

2.チュニジア国内の感染状況

 8月1日、44日ぶりとなる新規死亡者が確認されたほか、カルタゴ空港では地上職員の集団感染が確認されました。直近1週間では以下に示すとおり、一日あたり20名前後の新規症例が確認され、国内感染も一日あたり数名から10数名程度確認されています。

 これまで市中での感染が確認されたのは、チュニス、アリアナ(チュニスから北方面近郊)、スース、スファックス、ビゼルト(北部)等です。

直近1週間の新規症例数とその内訳

8月3日 19名(新規入国者8、国内感染11)

8月2日 4名(新規入国者1、国内感染3)

8月1日 9名(新規入国者2、国内感染7)

7月31日 17名(新規入国者1、国内感染16)

7月30日 21名(新規入国者17、国内感染4)

7月29日 26名(新規入国者22、国内感染4)

7月28日 20名(新規入国者17、国内感染3)

(出典:チュニジア保健省発表)

 また、1日、空港庁はカルタゴ空港での集団感染が確認されたとし、今後空港職員3千人を対象としたPCR検査を実施する旨発表しました。当局によると、感染が確認された職員は、現在隔離中ということです。

3.チュニジア国内での新型コロナウイルス新規感染例は連日確認されています。皆様におかれては十分にお気をつけのことと思いますが、以下もご参考の上、感染予防に引き続きご留意ください。

また、1で記載したとおり、今後商業施設(スーパーマーケット・モール等)内でのマスク着用が義務化(罰則付)されますので、こうした施設を利用される際は、マスク着用を怠らないよう十分お気をつけ下さい。

○日本における濃厚接触の定義:「1メートル以内で15分以上接触した場合」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q3-3

○3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるための手引き

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html#c5

○スーパーマーケットなどでの買物に際しては、濃厚接触、3つの密を避けるため下記にご留意ください。

・できるだけ空いている時間に利用する。

・なるべく短時間の利用にする。

・他者との距離を意識する。

・買物中、買物への往復に、意識して手で自分の顔を触らないようにする。早い機会に正しい方法で手を洗う。

○以下の厚生労働省のサイトを参考に、人混みを避ける、流水で石けんを使った手洗やうがいなどの基本的な予防を励行ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kenkou-iryousoudan.html#h2_1

令和2年8月5日

チュニジア日本国大使館

9, Rue Apollo XI, Cite Mahrajene, 1082 Tunis, TUNISIE

電話:+216-71-791-251/ 792-363/ 793-417