在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(8月3日)

 8月3日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●累計感染者数は92,662名です。

●累計死亡者数は793名です。

●累計快復者数は62,511名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎の累計感染者数は5,181名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎の累計死亡者数は30名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する報道等は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●8月1日に新規に確認された感染者数は1,226名(うち無症状557名)、8月2日に新規に確認された感染者数は1,069名(うち無症状499名)です。

(2)検疫・医療等

●ツォイ保健大臣は、中央通信部のオンラインブリーフィングで、検疫措置の延長と緩和に関する質問に答えました。

◎同大臣は、「検疫措置の延長に関する決定受け入れが、明瞭にその重みが考慮されたものであるということは極めて重要である。我々にとって発症者の増減の変動が重要である。現在、2週間にわたって我々はそのデータを毎日モニタリングする。もし発症者の確かな減少が見られた場合には、検疫措置の段階的な緩和を検討する。もしこの変動の悪化が見られた場合には、別の決定をすることになるだろう。現在は良好な状態である」と述べました。

◎また、同大臣によれば、現在コロナウイルス感染症の安定化の方向で確かな動きが観察されており、現在国内で1980床が待機中、もしくは以前の用途に戻されて稼働しています。

●8月2日、コロナウイルスと肺炎を合算した統計が発表されました。

◎保健省の発表によれば、「2020年8月1日に、ラボ検査でCOVID-19と確認された患者数は1,226人、死者は36人だった。病原は不明ながらもコロナウイルス感染症の臨床的・疫学的兆候をもつ肺炎患者数は5,181人だった。この診断を受けた患者のうち、30人が一日で死亡した」と保健省は伝えています。

◎保健省はプレスリリースで、「コロナウイルス感染と肺炎ケースの最大限の透明性確保のために症例数算定に対する新たなアプローチが7月18日にカザフスタン保健省により定められたことにより、8月1日よりPCR陰性検査であってもコロナウィルス感染症の症状を持つ者をコロナウィルス感染症の計算に入れることになった。右により正しい感染予測、医療従事者、病床、医療設備、医薬品など必要な物資の適切な配給計画、統計の透明性を保証することが可能になる。このことは、国際社会と密接に連携し、共にコロナウイルスと闘い、その結果を研究する姿勢において、我が国の開かれた姿勢を強調するものである」と述べました。

カザフスタンでは、肺炎による死亡者数が1.9倍に上昇しました。

◎ギニヤト保健省次官は、中央通信部のオンライン・プレスリリースで、「我々は肺炎患者の数を隠蔽しない。このデータは電子システムで管理されている。1月1日から8月2日の機関で肺炎の患者数は3.3倍に上昇し、死者数は1.9倍に上昇した」と述べました。

◎また、同次官は公式統計に肺炎による死者数が算入されていない理由について、「国際的な病気の分類によれば、8月1日までの全ての肺の炎症の症例は、肺炎として登録されている。したがって、それらは電子システムに入っている。一人一人の医者が自らの患者を分類し、システムにアップロードしている。現在医者たちは困難な状況にあり、彼らは気力を充実させるばかりである」と述べました。

◎同次官のデータによれば、2019年1月1日から8月2日まで、カザフスタンにおいて肺炎で2033名が死亡しました。今年の同期間での死亡者数は4042名でした。

(3)生活

●ヌルスルタン市の公園、大通りなどで消毒作業が行われました。

◎市行政府はインスタグラムで、「3272万平米にわたって消毒作業が行われた。このほか、公園、辻広場、街路、その他公共の場所に、コロナウイルス対策としてソーシャルディスタンスの確保を市民に呼び掛ける標識を設置した。また、マスク着用の義務を記した情報スタンドも設置された」と伝えました。

●ベクシン・アルマティ市国家主任衛生医師は制限措置のさらなる延長に関して、医師令を出しました。

◎制限措置は2020年8月3日0時から2020年8月17日0時まで実施されます。

◎土日・祝日のバス・トロリーバス・郊外列車・地下鉄を含む公共交通機関の運行は休止されます。平日は乗車率50%以下で定期便のみ100%運行されます。また、毎回運行後に消毒作業が行われます。

◎形式を問わず、全ての機関において、集会、会議、フォーラム、セミナー、大会、展覧会、トレーニング、訓練コース、その他の人が集まるイベントの開催は禁止されます。また、家族行事・記念行事(パーティー、結婚式、記念祭、追悼行事など)、人が集まるイベントは室内でも室外でも禁止されます。

◎博物館、劇場、展覧会などの人が集まる文化施設の営業は禁止されます。

◎宗教施設の活動も休止されます。

◎子供の療養施設、教育センター、保育園、余暇施設、補完的な教育施設などの営業も禁止されます。

◎スポーツ施設の営業は、国のオリンピック委員会の認定を受けたものを除き、禁止されます。

◎観光施設・滞在施設(ホテル、旅館、休息所、観光センター等)は衛生基準を遵守した上で、市の生命維持機関・企業の従業員が居住する施設を除いて、営業が許可されます。

◎65歳以上の方の移動に制限があります。

◎国立公園、および山間部の観光施設(メデウ、ブタコフカ、アルマ・アラサン、ラドン温泉)はあらゆる交通手段での来場が禁止されます。土日には国立公園が封鎖されます。平日、公園内の徒歩での散歩は以下の条件を遵守する場合に限り認められます。

・飲み物を除く食料品の持ち込み、ピクニック、焚火は禁止。

・3名を超えるグループでの公園内の滞在は禁止。

・マスク着用・ソーシャルディスタンスの確保などの衛生基準の遵守。

◎3名を超える自然地へのグループでの遠足、外出は禁止されます。

◎室外での個人的なトレーニングは許可されます。

◎自家用車で地域間を移動することは許可されます。

◎ショッピングセンターの営業は、食料品のスーパー、薬局、診療所、別に設けられた入り口およびテラスのある飲食店を除き、禁止されます。

◎娯楽施設(カラオケ、水タバコ店、ビリヤード店、コンピュータクラブ、馬券屋、クラブ、ボウリングセンター、アトラクション施設、子供の遊戯場、トランポリン場など)と映画館の営業は禁止されます。

◎フードコート、宴会場は室外で客席が30席以内、人の集まる行事を行わず、衛生・疫学的基準を遵守する場合に限り営業が許可されます。配達・持ち帰りは可能です。

◎温泉センター、シミュレーター施設、フィットネスセンター、スポーツ・療養施設、プール、公衆浴場、アクアパーク、バーニャ、サウナ、ビューティーサロン、理髪店、メイキャップサロン、マッサージ店などの営業は禁止されます。

◎室内の市場は食料品・非食料品を問わず営業が禁止されます。

◎500平米を超える非食料品店は、配達を除き、営業が禁止されます。

◎銀行などの営業は、カザフスタン国立銀行カザフスタン金融市場安定化・発展庁の布告に基づいて営業時間・人員を制限した上で許可されます。

◎住民サービスセンターは9時から16時までの間、50%以上の従業員を遠隔勤務とし、オンラインサービスの利用を最大限告知した上、強化された衛生・疫学的基準を遵守して営業します。

◎郵便局は平日の9時から17時までの間、郵便サービスと貯金サービスに限り、強化された衛生・疫学的基準を遵守して営業します。

◎建設業は室外で強化された衛生・疫学的基準を遵守したうえで活動が認められます。

◎非接触の住民サービス(洗車、自動車修理、家電量販店、クリーニング店など)は10時から17時に、強化された衛生・疫学的基準を遵守して営業します。

◎ビジネスセンター(公証場、会計事務所、コンサルタント、不動産会社、広告代理店など)の営業は平日・休日の9時から17時までの営業に制限されます。

◎医療センターは予約制とし、強化された衛生・疫学的基準を遵守して営業します。

◎薬局、食料品店(ミニマーケット、スーパーマーケット、ハイパーマーケット)および室外の食料品・非食料品市場は強化された衛生・疫学的基準を遵守して営業します。

◎産業用・医療用酸素の生産は最優先であり、市内の病院への医療用酸素の供給はたえず続けられます。

◎定員が30名を超える政府機関は80%以上遠隔勤務です。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047