バマコ騒擾の犠牲者追悼儀式(7月17日(金))に伴う治安悪化の懸念について

 反大統領勢力の連合体「M5−RFP」が、明17日にバマコ市内の独立記念塔広場(Place de l’Independance)で行うとしていた先の市街騒擾の犠牲者の追悼のためのデモ集会は取り止め、代わりにマリ全土のモスク等宗教施設にて追悼儀式を行うこととしたと発表したと報じられています。この追悼儀式がまた新たな騒擾を引き起こしてしまう可能性は否定されません。

10日の大統領即時辞任要求デモ集会に始まった連日の市街騒擾の中、死者11名、負傷者120名以上が発生したと報道されています。今回の市街騒擾では、一部のデモ参加者による公的機関の施設や商店への破壊・略奪行為も確認されており、国連MINUSMAは、国際機関職員に対し、外出制限を行うなど引き続きの注意喚起を行っています。

 つきましては、引き続き、不要不急の外出は避け、テレビまたはラジオ等により最新の関連情報の入手に努めてください。特に、「M5−RFP」の中心的主導者であるディコ師のバマコ市内バダラブグ(Badalabougou)地区にあるモスクをはじめとするモスク等の宗教施設、先日のデモで中心地となった独立記念塔広場(Place de l’Independance)、侵入・略奪を被った国営テレビ局(ORTM)や国民議会議事堂はじめ官庁等公共機関さらに各国大使館周辺、そして人ごみには、決して近づかないで下さい。なお、夕刻から夜間にかけて、若者らの暴徒化が発生する傾向がありますので厳に外出は控えてください。

 先にお知らせしておりますとおり、首都を含むマリ南部でもテロの脅威が及び始めており、デモ集会に乗じたテロ発生の可能性もあります。また、おりから新型コロナウイルス感染が拡大しています。

(現地大使館連絡先)

○在マリ日本国大使

  住所:Avenue du Mali,devant le Ministere de l’Economie et des Finances、 Hamdallaye ACI2000, Bamako Mali

  電話(市外局番なし)4497-9220

  国外からは(国番号:223)4497-9220

  FAX:(市外局番なし)4490-4947

  国外からは(国番号:223)4490-4947

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  国外からは(国番号:223)6675-3326

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