在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(6月25日)

 6月25日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 感染者数

●国内の累計感染者数は19,285名です。

●国内の累計死亡者数は136名です。

●国内の累計快復者数は12,048名です。

州・直轄市ごとの感染者数等,詳細は以下のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。https://www.coronavirus2020.kz/ru

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道等は以下のとおりです。

(当館注)以下は,一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●6月24日,新規に確認された有症状感染者数は520名(増加率2.8%)です。

●6月24日,新規に確認された無症状感染者数は956名です。

●トカエフ大統領は,インタビューにおいて,政府が国内のコロナウイルスを巡る状況をコントロールできていないとする意見を否定し,政府は(状況のコントロールに)必要なリソースを割いていると強調しました。

●キシコヴァ・ヌルスルタン市公衆保健局長は,市内の肺炎患者及びコロナウイルス患者数について「肺炎による(医療機関への)受診数が1日当たり600件まで増加している。以前の受診数は80件程度であった。コロナウイルス及び肺炎を伴って市内の病院に搬送されてくる1日当たりの患者数は約350−400名である」と述べました。同局長によれば,現時点で感染症病棟及び臨時病棟で治療を受けている患者数は2,500名まで増加しており,その内の91%が中等症又は重症,9%が重症又は重篤の状態にあります。同局長は「1週間で患者数が3倍に増加した。蘇生部門には103名の患者が入院しており,その内の51名はコロナウイルス患者である。人工呼吸器がセットされている患者は22名である」と述べま

した。

(2)検疫・医療等

●アクモラ州及びマンギスタウ州の一部の地域では,自動車検問所(ブロックポスト)が再設置されました。

●ナディロフ・アルマティ市公衆保健局長は,現在,同市では14の医療機関に2,050床の病床が配置され,病床使用率は85%となっており,状況は切迫しているが,コントロールできていると述べました。

エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は,本年9月1日までに国内の感染症病床を2万2,000床まで増加させると発表しました(現在の感染症病床数は1万511床)。同医師によれば,現在,国内全体の感染症病床の使用率は平均64%であり,特にヌルスルタン市(90%),西カザフスタン州(88%)において病床が逼迫しています。

●ヌルタエフ国立医薬品専門家センター事務局長によれば,7月末までにカザフスタン国内のコロナウイルス検査能力を1日当たり4万回(現時点で3万回)まで拡大することを目標として,PCR検査の実施を優先事項とする旨の変更が国家主任衛生医師令に加えられる見通しです。

(3)フライト情報

●エア・アスタナ及び大韓航空によれば,現在,以下の定期航空便によってアルマティからソウル(仁川)経由で成田空港までの接続が可能となっています。

◎6月(毎週月曜日に運航)

01:10 アルマティ  発(KC909)

09:45 ソウル(仁川)着

11:40 ソウル(仁川)発(KE703)

14:00 成田空港   着

◎7月(毎週月・金曜日に運航)

・月曜日

01:10 アルマティ  発(KC909)

09:45 ソウル(仁川)着

11:40 ソウル(仁川)発(KE703)

14:00 成田空港   着

・金曜日

00:50 アルマティ  発(KC909)

09:25 ソウル(仁川)着

11:40 ソウル(仁川)発(KE703)14:00 成田空港   着

※上記の定期便の他,7月5日(日)に臨時便(KC959,アルマティ00:15発,ソウル08:50着,日本への同日接続可能)が運航されます。

カザフスタンから日本へご帰国される方は,日本到着時にPCR検査の受検,検疫所長が指定する場所(自宅等)における14日間の待機,空港から自宅等への移動に際する公共交通機関の不使用を含む水際対策措置の対象となります。詳細は,下記の厚生労働省ホームページをご確認ください。

厚生労働省ホームページ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html 

アゼルバイジャンとの間の航空便について,本年8月1日以降に運航を再開する方向で政府間の調整が行われています。

ロシア連邦航空局によれば,ロシアとCIS諸国間の段階的な国際線の再開が現在検討されています。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047