パキスタン国際線到着時における新型コロナウィルスへの対応について

【ポイント】

○6月19日,パキスタン政府は,6月20日0時01分から,GWADARとTURBATを除く全てのパキスタン国内の国際空港を発着する国際便について,制限付きの運航が認められることとなる旨発表しました。

○6月20日,パキスタン航空当局は国際線に関する標準運用要領(SOPs)を変更しました。同SOPによれば、今後はサーマルスキャナーによる検温,健康申告書の提出及び同申告書に基づく専門家による問診を実施します。全乗客を対象としたPCR検査は実施されません。当局により問題なしと判断された乗客については自宅等への移動と最低14日間の隔離を勧告されます。また、発熱又は何らかの症状が認められた乗客については,現場の専門家より,隔離の必要性について判断がなされます。

パキスタン保健当局は,入国した全ての乗客の携帯番号等の情報を記録し,追跡システムを用いてフォローアップを行うとのことです。

【本 文】

1 6月19日,パキスタン政府は,6月20日0時01分から,GWADARとTURBATを除く全てのパキスタン国内の国際空港を発着する国際便について,制限付きの運航が認められることとなる旨発表しました。

2 6月20日,パキスタン航空当局は国際線に関する標準運用要領(SOPs)を変更しました。同SOPによれば、今後はサーマルスキャナーによる検温,健康申告書の提出及び同申告書に基づく専門家による問診を実施します。全乗客を対象としたPCR検査は実施されません。当局により問題なしと判断された乗客については自宅等への移動と最低14日間の隔離を勧告されます。また、発熱又は何らかの症状が認められた乗客については,現場の専門家より,隔離の必要性について判断がなされます。

3 預け入れ荷物については,乗客が手荷物回転台から直接引き上げることを禁止しており,ソーシャルディスタンスを確保した待機場所において各航空会社職員又は空港職員の指示に従ってください。また,空港における出迎え及び待ち合わせは禁止されており,ドライバーについては空港駐車場の車両内で待機する事を要請されています。

4 パキスタン保健当局は,入国した全ての乗客の携帯番号等の情報を記録し,追跡システムを用いてフォローアップを行うとのことです。

5 当該措置については,6月20日から7月31日までの間,有効とされています。この期間に,パキスタンへ入国される方は,各航空会社及び航空当局の指示に従って頂くと同時に,到着後,最低14日間の自宅待機をよろしくお願いします。

【PCAA標準運用要領】

http://covid.gov.pk/travel_guidelines/SOPs%20for%20International%20Passenger%20Flights.pdf

6 今後,これらの措置は変更されることもありますので,引き続きパキスタン政府からの発表等の最新の情報収集に努めて下さい。

7 なお、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0 

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)