リマ市内の治安情勢(今後の犯罪増加に対する注意喚起)

○今後の外出制限の緩和や解除に伴い,各地で犯罪の増加が予想されます。特に解除後の数週間は最も注意が必要です。

○当地では強盗犯人は通常複数で行動し,銃器を持っている可能性が極めて高いことから,被害に遭った際は相手の顔を注視することなく,絶対に抵抗しないでください。

1 リマ市内の現況

(1)現在リマ市内では「犯罪のドーナツ化現象」ともいえる状況が発生しています。サン・イシドロ区やミラ・フローレス区では比較的犯罪の発生は少ないものの,周辺地区等で5月上旬から徐々に強盗等の凶悪犯罪が増加しており,今後の外出制限の緩和や解除に伴って人手が増すに従い,右2つの区を含めて全域で犯罪が増加すると予想されます。最も警戒すべきは解除直後の2〜3週間の間となりますので,十分注意してください。

(2)今後の治安状況の推移を判断する際の一つの例ですが,現在,後部に宅配ボックスを乗せたバイクを多く目にするかと思いますが,これに代わり「フルフェイスヘルメット」或いは「2人乗り」のバイクを多く目にするようになると,これまでより一層警戒を要する時期に入ったと考える材料の一つになります。

2 携帯電話について

(1)今後,当面の間は携帯電話を狙ったひったくりの発生の増加が予想されます。外出時は自分の持っている携帯電話は犯人らにとって「高級品」であることを自覚し,十分注意してください。

(2)対策

・歩きスマホは絶対に行わない。

・携帯電話を外部から見える状態で(ポケット等に見える状態で入れたままや手に持ったままで)歩かない。 

・やむを得ず屋外で使用する前は必ず一旦周囲(特に後方)を確認する。

 

3 サン・イシドロ区のロレックス強盗

(1)6月10日,サン・イシドロ区内でロレックス強盗が発生しています。被害者が歩道を歩いていたところ,バイク2人組の犯人に襲われロレックスの腕時計を奪われるといった被害に遭ったもので,何者かにいずれかの場所で腕時計を見られて,狙われたものと思われます。今後はショッピングモールやスーパー等の人が集まる店舗等の出口で,客の腕時計や貴金属,iPhone等に目をつけ,別の仲間に知らせて後をつけて襲うという手口の強盗の発生も予想されます。なお,現在でもスーパー等の出口付近で店から出てきた客に近づき,施しを求めるふりをしながら,高価な腕時計や貴金属を身につけている客を選別し,別の場所で待機する仲間に知らせるといった手口が確認されています。

(2)高価な腕時計等は他人から見える状態で身につけず,屋外では外しておくなどの措置を心がけてください。

 

4 徒歩移動時の注意 

今の時期は,夏に比べ「上着」があることが防犯上の大きな利点となります。携帯電話や財布などは,必ず上着で覆い他人に見えないようにしてください。また外出時にはその都度利用する必要最低限の物をポケットに分散して持つようにしてください。また強盗に遭った際に差し出す用の別の財布を携行しておくことも,被害を軽減する上で有効です。

当地では強盗犯人は通常複数で行動し,銃器を持っている可能性が極めて高いことから,被害に遭った際は相手の顔を注視することなく,絶対に抵抗しないでください。

【問い合わせ先】

在ペルー日本国大使館 領事部

Av. Javier Prado Oeste No.757, Piso 16, Magdalena del Mar, Lima

電話:(+51-1)219-9551

Fax :(+51-1)219-9544

consjapon@li.mofa.go.jp

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