在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(6月8日)

 6月8日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 感染者数

●国内の累計感染者数は12,859名です。

●国内の累計死亡者数は56名です。

●国内の累計快復者数は7,557名です。

州・直轄市ごとの感染者数等,詳細は以下のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。https://www.coronavirus2020.kz/ru

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道等は以下のとおりです。

(当館注)以下は,一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)感染者数の状況

カザフスタン保健省は6月3日から,有症状感染者と無症状感染者を別々に計上しています。同省は,6月6日から,有症状感染者と無症状感染者を分けて発表しています。

●新規に確認された有症状感染者数は,6月6日が183名(増加率1.5%),6月7日が165名(増加率1.3%)です。

●新規に確認された無症状感染者数は,6月6日が357名,6月7日が313名です。

●6月8日,エスマガンベトヴァ国家主任衛生医師は記者会見で「現時点の累計感染者数である12,859名は,6月2日まで症状の有無を区別せず計上してきた累計値に,6月3日以降の有症状感染者数を加えた人数である。これまでの陽性感染者のうち,45%が接触者の検査により,40%が予防的検査により,10%が個人の自発的検査により確認された。現時点で5,427名が治療中である」旨述べました。

●ウアリ大統領補佐官は6月6日,自身のFacebookで,コロナウイルス検査で陽性となり,病院にいることを明らかにしました。トカエフ大統領は執務を続けます。

(2)検疫体制

シムケント市の検疫体制が6月22日まで延長されることが決定されました。

●雇用主らが従業員に,オフィス勤務への復帰に当たりPCRテスト検査の持参を要求していることについて,エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は6月8日,(保健省は)そのような規則を発表しておらず,むしろ推奨しない旨述べました。

●6月6日付けで国家主任衛生医師令第39号が発表されました。重要点は以下のとおりです。

 ◎海外から航空便でカザフスタンに到着する者はCOVID−19ラボ検査のため2日間までの検疫病棟における隔離が行われるが,カザフスタン政府代表団,カザフスタン外務省招待の外国及び国際機関の公式代表団員,カザフスタンで登録されている外交・領事代表部・国際機関員及び家族,航空機乗組員,並びに、カザフスタン国境横断日の前5日以内に発行されたCOVID−19ラボ検査PCR陰性結果証明書を提示した者は例外となる。

 ◎COVID−19ラボ検査の結果陽性であることが判明した場合には感染症病棟に移される。陰性結果であることが判明した場合にはCOVID−19のあり得る症状についての説明が行われる。

 ◎COVID−19の可能性を排除し得ない兆候のある者は感染症病棟ではなく,一時的病棟に入院しなければならない。

 ◎外国から航空機で到着し,カザフスタン国境横断日の前5日以内に発行されたCOVID−19ラボ検査PCR陰性結果証明書を提示した者は2日間までのCOVID−19ラボ検査のための検疫病棟隔離の必要は無いが,COVID−19のあり得る症状についての説明が行われる。

 ◎カザフスタンで登録されている外交・領事代表部・国際機関員及び家族,航空機乗組外交・領事代表部・国際機関員及び家族が外国からカザフスタンに到着する場合は居住/訪問地でCOVID−19ラボ検査を受ける必要がある。彼らに対しては,COVID−19のあり得る症状についての説明が行われる。

 ◎各地域(州,政令都市)においてCOVID−19感染増加水準が7日間にわたり7%以下となった場合,30名以上の国家機関,国営企業,その他オフィスにおいて,80%以上の職員のテレワーク体制が維持される。

 ◎各地域(州,政令都市)においてCOVID−19感染増加水準が7日間にわたり5%以下となった場合,30名以上の国家機関,国営企業,その他オフィスにおいて50%以上の職員のテレワーク体制が維持される。

医師令原文は以下のURLからダウンロード可能です。

https://beta.egov.kz/uploads/2020/6/6/0c4424ebfa8b300236f1c06f787b6618_original.1833278.docx

(3)航空関係

カザフスタンアゼルバイジャン間の航空便は,7月1日以降に再開が検討される見通しです。(当初アゼルバイジャン便は,中国便,韓国便とともに6月1日以降「第一段階」で検討される予定でしたが,アゼルバイジャンでの国際線再開が7月1日以降に延期されたため,方針が変更となりました。)

●ヌルスルタン・ナザルバエフ国際空港のIATA空港コードが「TSE」から「NQZ」に変更されました。航空券を予約される際はご留意ください。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047