●ミネソタ州での警察官による黒人男性死亡事件(5月25日)を受け、米国各地で抗議運動が発生。ボストンではかなり暴徒化した事件にも発展しているところ、こうした人の集まる場所に近づかないようご注意願います。
1 5月25日、ミネソタ州ミネアポリスにおいて、武器を所持しない黒人男性を警官が死亡させた事件に対する抗議運動が各地でみられ、一部は暴徒化し、建造物破壊や警察との衝突に至り、怪我人が出ています。
2 ボストンでも、5月29日夕刻に市警察第4区支部前で衝突があり、11名が逮捕されたほか、5月31日夜には、ダウンタウン地区やコープリー地区の繁華街で多数の商店の破壊・略奪、警察車両への放火などが発生。約40名が逮捕、警察官7名が病院に搬送され、治安維持のため州兵の出動も命じられ、ウォルシュ市長からも暴力行為を厳しく糾弾する声明が出されました。ニューイングランド各州でも、道路を不当に占拠したり、銃で周囲を脅すなどした関係者の逮捕など、凶暴な行為に発展する危険が感じられる出来事がありました。
3 抗議運動やデモは、一見平穏に見えても、思わぬきっかけで急速に暴徒化する危険があり、最初から近づかないことがトラブルを避ける上で大切です。州当局も、新型コロナウィルス感染防止の観点から注意を勧告しているところ、安全・衛生の両面から、このような人が集まる場所への外出は、極力控えてください。
【問い合わせ先】
在ボストン日本国総領事館 領事班
Consulate-General of Japan in Boston
TEL: 617-973-9772, FAX: 617-542-1329