伯保健省発表によるブラジルにおける新型コロナウィルス感染状況は以下のとおりです。
5月18日現在，アマゾナス州の10万人当たりの感染者数は490.5人（伯平114.7人），10万人当たりの死者数は34.1人（伯平均7.7人）と依然全国平均の約4倍以上の数値となっております。
本日付けの報道によると，新型コロナウィルスによる死者数がここ数日減少している由ですが，専門家は死亡者数減少のみをもって感染のピークが過ぎたと楽観視することは危険である旨指摘しております。
マナウス市内の登記所に出された死亡届からパンデミック前（1〜3月）のマナウス市における死亡は一日当たり平均28.4人に対し，4月から激増し，4月26日は167人を記録しています。5月になってCOVID-19を死因とする一日当たり死者数は減少傾向に推移しておりますが，専門家はその理由として，医療従事者がCOVID-19感染患者の治療に慣れてきた，社会的隔離やマスク着用の指導が周知されてきた等を挙げているものの，今が感染拡大のピークとは断言出来ず，これからも警戒が必要と注意を喚起しております。
新型コロナウイルス感染確定症例数等。
（１）確定症例数：伯全体241,080名
（当館管轄州については，アマゾナス州20,328名，アクレ州1,997名，ロンドニア州1,963名，ロライマ州1,791名）
（２）累計死亡者数：伯全体16,118名
（当館管轄州については，アマゾナス州1,413名，ロンドニア州74名，アクレ州60名，ロライマ州51名）
本情報は月・水・金曜日に発信予定です。
