新型コロナウイルス感染症関連情報(ヨルダン政府の措置とヨルダン国内感染者数等 :5月12日分)

●今後も,当面毎週金曜日は,包括的外出禁止令が出されるとのことで,15日(金)も完全な外出禁止となりますので,ご注意ください。

イードの初日(23日(土))は徒歩での外出は認められますが,商業セクターの営業は認められないとのことです。

●26日(火)からの政府機関の業務再開にかかるガイドライン閣議決定されました。政府機関に出向かれる際,同ガイドラインに従った公衆衛生予防措置がとられていることが予想されますので,ご注意ください。

●ヨルダン政府は,12日(火),14名の新規感染者が確認され,累計の感染者数は,576名となったと発表しました。

1 政府機関の業務再開基準ガイドライン

 アダーイレ・メディア担当大臣は,記者会見で,政府機関の業務再開にかかるガイドライン閣議決定され,政府機関に一律に適用されたとし,次のとおり発表しました。

(1)本件ガイドラインは,職員の業務再開の際の基礎となり,政府機関が公衆衛生予防措置を採った上で,窓口を通じ,又は遠隔で国民へのサービス提供の継続を図ることを目的とする。

(2)同ガイドラインの重要事項は以下のとおり。

ア 職員の稼働率を抑え,職場には3チームでの業務体制を維持

イ 保健省及び関係当局が発表した社会的距離の確保,マスクや手袋の着用等の予防措置に関するガイドライン遵守の徹底

ウ 定期的な消毒作業

エ 会議や面会等を控え,テレビ会議システムで代替し,参加者を制限

オ 紙媒体の書類を控え,電子媒体で代替

カ 窓口の制限,事務所内への立ち入り禁止及び受付時間の制限

キ 小銭や紙幣の使用を控え,電子マネーあるいはEウォレットで代替

ク 政府機関の建物入り口にて消毒措置及び体温測定の徹底

ケ メディアを通じて本件ガイドラインの内容に関する詳細を発表

(3)ラマダン明け大祭(イード)初日(23日)に関しては,毎週金曜日の包括的外出禁止と同様の形を取るため(ただし,徒歩での外出は認められる),商業セクターの営業は許可されない。

2 ヨルダン国内の感染状況

 ジャーベル保健大臣は,記者会見で次のとおり発表しました。

(1)12日(火),14名の新規感染者が確認され,累計の感染者数は576名となった(12日,ペトラ通信が45名感染と報じた点につき,誤報として,記者会見の冒頭で否定)。内訳は次のとおり。

ア マフラクのハナースリーで感染運転手の濃厚接触者5名(うち2名は子供)

イ 米国から帰国し,死海で隔離中の学生3名

ウ 国境で感染が確認された外国人運転手3名(入国拒否)

エ ザルカ県の県民3名(感染ルート確認中)

(2)12日(火)における治癒者はなしで,入院患者数は計122名。

 本情報は,当局が公式に発表した最新情報を中心に掲載しており,今後変更があり次第連絡いたします。

 いずれにしても,外出禁止令は引き続き出されていますので,これを遵守して頂くようお願い致します。

新型コロナウイルス感染症の予防法について−

 まずは,一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。

 具体的には,石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い,できる限り混雑した場所を避けてください。また,十分な睡眠をとっていただくことも重要です。

 さらに,人込みの多い場所は避けるとともに,屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意下さい。

外務省海外安全ホームページ

https://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス

(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報

https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111

https://www.moh.gov.jo/

ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語

https://corona.moh.gov.jo/ar

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 入江 及び 田口

TEL:962−6−5932005

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