【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(5月12日現在)

●報道によれば,アルゼンチン国内では6563名(昨日から285名増(アルゼンチン国内の1日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数,うち319名の累計死亡者数が報告されています。

●なお,当国に居住,または短期的に滞在している方を対象とした,全国強制隔離措置(以下「強制隔離と記載」)(DNU459/2020)が5月24日まで継続中です。また,非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続中です。また,ブエノスアイレス市においては外出時にマスク等で口元を覆うことが義務づけられており,違反した場合には罰金が科せられますのでご注意ください。

●短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,強制隔離およびそれに伴う国内移動制限の長期化,国際便の減少を念頭に,出国を希望する場合には各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。

1 報道によれば,アルゼンチン国内では6563名(昨日から285名増(アルゼンチン国内の1日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数,うち319名の累計死亡者数が報告されています。

2 強制隔離関連(報道)

(1)学校の対面授業再開予定

 11日,トロッタ教育大臣は,段階的な対面授業再開のための規則(Protocolo)を準備中であると表明しました。それによると,パンデミックの状況次第ではあるものの,対面による授業の再開は8月を予定しており,小中学年の最終学年の生徒の登校,対面授業を優先して,その他の学年は,登校とリモートの生徒を半々にして授業をするミックスした形での再開になる予定とのことです。なお,今学期前半の成績評価は行われない見込みと報じられています。

(2)ブエノスアイレス市の状況

ア 感染ピーク予想(5月末〜6月始め)

 12日,ブエノスアイレス市のキロス保健大臣は,記者会見で,市では未だ感染のピークには達しておらず,ピークは5月末から6月の始めと見られるとし,ピーク時の感染カーブをできるだけ緩やかにするため,市民の強制隔離への協力を改めて要請しています。同大臣はまた,市内貧困地区での感染拡大(感染者数685名(死者8名))に対する懸念を示し,迅速検査キットや対策を強化していること,市内でのスポーツは感染リスクを高めるので今は認められないこと等を説明しました。

イ 商店の再開

 12日から,ブエノスアイレス市内では,本屋,おもちゃ屋,花屋,香水屋,インテリア用品店,電子機器販売店家電販売店,楽器店及び自転車屋が再開しました。開店時間は月曜日から金曜日の11時から21時までであり,偶数日は身分証明書(DNI)番号末尾が偶数の人,奇数日は奇数の人が利用できます。これに関し,ブエノスアイレス市の国際課に照会したところによると,DNIを所持していない者については,DNC,又は,旅券番号がこれに対応するとのことです。

3 強制隔離およびそれに伴う国内移動制限 の長期化が見込まれ,見通しも不透明であるとともに,国際航空会社の多くが減便をしている現状から,短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,マスクの着用, 手洗いやうがいの励行などの感染予防に努めるとともに,出国を希望する場合には,各交通機関の運行状況等について最新の情報の収集に 努めてください。(以上)