リトアニア国内における新型コロナウイルス感染者等の状況（５月１２日午後０時）

１　リトアニア国内における感染者等（５月１２日午後０時現在）　

　　新規感染者：６名（１１日は，６名）

　　累計感染者：１４９１名

　　新規死亡者：０名

　　累計死亡者：５０名

２　報道内容

・国立社会保健センターによると、11日時点の入院患者は77人、うち14人がICUで治療を受けています。週末の感染者数増加（43人）の主な要因は、これまでに集団感染が確認されていた病院や介護施設での感染拡大のほか、新たにビリニュス市臨床病院で集団感染が発生したことだとしています。これまではクライペダ地方でこのような集団感染が多かったが，最近はビリニュスで増えてきているとのことです。この他、ロシアからの帰国者（１１歳）の感染も判明しました。全体としては、状況は安定しているとし、医療、介護施設のクラスターも、適切に対処して封じ込めることができれば、大きな脅威にはならないとしています。感染経路を大きく分けると、4割が集団感染に関連したもの、4割がそれ以外の国内感染、2割が帰国者によ

るものとして、国境管理が緩和されていく中で、入国者への検疫実施が、今後の重要課題だとしています。

・ラトビア政府が緊急事態宣言を6月9日まで延長したことを受け、airBaltic社は、6月9日までの航空券の販売を停止、さらに、ビリニュス−リガ便を含む、5月17日までの臨時便を除く全てのフライトをキャンセルしたと報じられています。詳しくは、airBaltic社のHPをご覧ください（https://www.airbaltic.com/en/travel-updates）。

３　感染が疑われる場合のリトアニア国内の連絡先等について

（１）発熱クリニックの開設

　　各自治体で順次、発熱クリニック（fever clinic）が業務を開始します。発熱クリニックの利用にはホームドクター（以前通院したことのある病院）による電子紹介状が必要です。利用者は、18歳ー60歳で、37.8度以上の発熱があり、咳や息苦しさなど、上気道感染症に特徴的な症状のある人とされています。発熱クリニックでは、血液検査やレントゲン検査、コロナウイルス検査のための検体採取などが行われ，症状に応じて、医師が、自宅等の隔離場所で治療をするか、指定病院へ搬送するかを決定します。

　　リトアニアで，一度も通院歴が無い方で新型コロナ感染症が疑われる場合は，下記新型コロナ相談窓口「１８０８」に電話してください。

（２）新型コロナ相談窓口

　　在留邦人・旅行者の皆様に高熱（３７．５℃以上）と呼吸器系の症状が続くなど、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合

　ア　コロナ相談窓口（午前8時から午後11時，英語可能）「１８０８」に電話をして状況を説明する。

　イ　指示により病院に行く必要がある場合には、バスやタクシーの使用は出来ず，自家用車で行く必要がありますが，自家用車が無い場合には，自治体が搬送することが義務づけられています。指示に従ってください。

　ウ　検査後は，検査結果が出るまで自主隔離となります。陽性であれば，救急車が来ます。

　　上記のようなドライブスルー検査を行っております。

　　詳しくは，

「こちら（https://www.lt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00030.html）」

　をご覧ください。

　　なお、リトアニア国内では、日本語で受診できる病院はありません。

４　感染症の予防について