モンゴル政府は，５月７日（木），当地で新型コロナウイルスの感染爆発（パンデミック）等の緊急事態発生に備えるため，ウランバートル市チンゲルテイ区全域の“都市封鎖（ロックダウン）”を想定した大規模訓練を実施すると発表しました。
訓練期間中は，下記の行動制限が設けられますので，在留邦人及び邦人短期渡航者の皆様におかれましては，報道，大使館ＨＰ及び領事メールにより関連情報の収集に心がけていただきますようお願い申し上げます。
【規制日時】
５月７日（木）午前８時から午後６時までの間
【行動制限措置】
●チンゲルテイ区の住民は，原則として外出が禁止されます。
●同区に所在する企業等については，従業員が出退勤の必要がある場合は，規制時間外に行わせなければならず，屋外での活動が禁止されます。
●同区に所在する販売・サービス店舗は，薬局及び食料品店を除き，営業が一時停止されます。
●交通規制により，訓練関係者や緊急車両を除き，同区への人・車の出入りが原則として禁止されます。
【外出が認められる場合】
ウランバートル市非常事態局に確認したところ，緊急の場合のほか，各ホロー毎に，一部の薬局や食料品店については営業が許可される予定であり，「やむを得ない事情があり」薬や食料を購入するための外出は認められるとのことです。
【違反取締り】
●５月５日（火），ウランバートル市当局は記者会見を開催し，上記行動制限措置に違反した市民及び企業等は，モンゴル国違反法に基づき，個人に対しては１５万トグログ，企業に対しては１５０万トグログの罰金を科すと発表しました。
●ウランバートル市非常事態局に確認した結果，正当な理由なく「故意に」行動制限措置に違反するなど，悪質と認められる場合のみ罰金が科されるようです。
【緊急事態発生時の措置】
規制時間中に急病などの緊急事態が発生した場合には，１０１番（消防），１０２番（警察），１０３番（救急）及びチンゲルテイ区非常事態特別委員会本部（７０００−７１０５）に助言と支援を求めてください。
【交通規制範囲】
●５日（火）午後２時の時点で，交通規制図は公表されていませんが，非常事態庁から確認したところ，チンゲルテイ区と他区との境界線を構成する道路は通行ができるものの，同所から同区内に進入することはできないとのことです。
●具体例を挙げると，チンゲルテイ区とスフバートル区を隔てる平和大通りの中央郵便局付近交差点から西交差点間の人・車の通行は可能ですが，その道路からチンゲルテイ区内へと通じる道路は全て閉鎖されるとのことです。関連箇所の地図のＵＲＬは以下のとおりですので，参考としてください。
【公共交通機関の運行】
公共交通機関についても，同区内を走行することは許可されず，迂回措置がとられる予定ですので，利用者の方はご注意願います。
【本件問い合わせ窓口】
ウランバートル市広報センター：１１−３２５０４４
【当館問い合わせ窓口】
在モンゴル日本国大使館 領事・警備班
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