新型コロナウイルス関連情報(小児科・婦人科検診等再開に関する保健省令の改訂,オーストリア航空の全便運休延長,ルフトハンザ航空の減便計画延長,及びブルガリア国内の感染状況)

【ポイント】

ブルガリア保健省は,4月21日付けの小児科・婦人科検診等の再開に関する保健省令を改訂し,対象者や診療の優先順位等を明確化・具体化の上,一定条件下における未成年の検診及び予防接種,その他治療・手術等の一部医療活動の再開について改めました。

オーストリア航空の全便運休は5月31日まで延長されました。

●ルフトハンザ航空の減便計画は5月31日まで延長されました。

●4月30日午後5時時点で,ブルガリア国内の感染者は累計1,506名(うち66名死亡,266名治癒)です。

【本文】

ブルガリア保健省は,4月21日付けの小児科・婦人科検診等の再開に関する保健省令を改訂し,対象者や診療の優先順位等を明確化・具体化の上,一定条件下における未成年の検診及び予防接種,その他治療・手術等の一部医療活動の再開について改めました。詳細は以下1〜3をご参照ください。

(以下,ブルガリア保健省令概要)

1 すべての義務的及び推奨予防接種,並びに18歳までの未成年の検診を以下の措置遵守の下で再開する。

(1)主要な義務的予防接種は,その他の予防接種又は2回目以降の義務的予防接種に優先される。

(2)2歳児までの2回目以降の義務的予防接種は,6歳以上の児童の2回目以降の義務的予防接種に優先される。

(3)火曜と木曜を,初回及び2回目以降の義務的予防接種及び任意予防接種,18歳までの未成年の検診日とする(必要に応じて,他の曜日における実施も可能)。全ての一般医(GP)は,火曜及び/又は木曜に同医療行為を行うよう診療スケジュールを事前に組むものとする。同医療行為を行う医療機関の責任者は,患者の混雑を回避するため適切な準備・整理を行う

(4)上記(3)の医療行為の受付時間中は,GPはその他の患者の診療対応は行わない。同指定曜日での診療を要する患者は,GPに電話で相談の上,別途診療日時を設定,もしくは救急医療センターで診療を受ける。

(5)義務的又は推奨予防接種及び/又は検診を受ける未成年の対象患者がいない場合には,GPは上記(3)の曜日でもその他の患者の診療を行うことができる。

なお,上記(3)の医療行為受付時間帯は,その他の患者受付時間から最低1時間の時間を置かなければならない。

(6)検診及び/又は予防接種は,診療室前での患者の混雑を回避するため事前予約制とする。両親/保護者及びその子どもが3名以上集まることは許されず,且つ異なる家族間の両親/保護者及び子どもの間の1.5メールの物理的距離の確保及びマスクの着用が義務づけられる。

(7)上記(3)の医療行為は,複数の医者の共有診療室ではなくGPの(個人の)診療室で実施されることを推奨する。

(8)共用診療室における検診及び予防接種は,異なる医者にかかる患者等の混在を回避するため,診療室利用スケジュールの事前調整の上,患者毎の診療後に診療室の備品等の清掃・消毒が行われる場合のみ許可される。

2 各種治療及び手術について,以下の措置遵守の下で,最も緊急度の高いケースの対応から段階的に再開する。

(1)入院を伴う診療及び医療相談等については,診療室前での患者の混雑を回避するため事前予約制とする。診療室前での3名以上の患者の集合は許されず,且つ患者間の1.5メールの物理的距離の確保及びマスクの着用が義務づけられる。

(2)新型コロナウイルス患者対応受付に際するトリアージ(注:緊急度や重症度に応じて患者の治療優先度等を決めること)の強化。

(3)入院中の患者に新型コロナウイルス感染の疑いが認められた場合,(入院中の)医療機関における隔離,(感染有無の)検査が行われる。陽性の場合, 当該地域の保健所に通報の上,そのまま隔離又は対応医療機関へ搬送される。

3 上記1,2及び婦人科検診の実施に際し,新型コロナウイルス感染の疑いが発覚した場合,個別の状況に応じて,医療機関や自宅における隔離,対応医療機関における入院等の必要な措置が速やかに執られると共に,当該地域保健所又はGPに通報される。

ブルガリア保健省令,以上)

オーストリア航空は,全便の運休を5月31日まで延長する旨発表しました。詳細はオーストリア航空HPをご確認ください→

https://www.austrian.com/Info/Flightinformation/Travel%20Alerts.aspx?sc_lang=en&cc=BG

○ルフトハンザ航空は減便計画を5月31まで延長する旨発表しました。一部国際便運行を追加的に再開しましたが,引き続きソフィア発着便は運休予定の模様です。また,これまでどおり,運行計画ベースでは,フランクフルト・羽田便は原則として週3往復運行が維持されるとのことです。詳細はルフトハンザ航空HPをご確認ください→

https://newsroom.lufthansagroup.com/english/newsroom/all/lufthansa-group-extends-repatriation-flight-schedule--until-31-may/s/d6da8284-b8bc-48c3-9b85-f59114abc505

○ソフィア空港発着便の減便,運休が依然として続いています。

−現在のフライト状況ですと,ソフィアから日本へ1回の乗り継ぎで行ける定期的に便のある経由地は,ロンドン(ヒースロー空港),パリ(シャルル・ド・ゴール空港),フランクフルト,アムステルダムの4つに限られています。しかも,フライトが毎日あるわけではないので,ご注意ください。

−日本への帰国を検討している方は,最新のフライト情報の入手に努め,可能な限り早めに行動されることをお勧めします。なお,当地米国大使館も,長期滞在予定のない自国民に対して同様のアラートを出しています。

−4月30日及び5月1日のソフィア空港出発便は以下のとおりです(4月30日18時時点)。詳細は,ソフィア空港ウェブサイトでご確認ください→ https://www.sofia-airport.bg/en/passengers/flight-information

4/30:15便中6便欠航(9便運航)

ブルガリア航空:アムステルダム,パリ・シャルル・ド・ゴールカールスルーエ/バーデンバーデン,ヴァルナ

ウィズエア:ロンドン・ガトウィック(3便)

タイタンエアウェイズ:ロンドン・スタンステッド

ウインドローズ航空:キエフ

5/1:30便中17便欠航(13便運航)

ウィズエア:ロンドン・ルートン(3便),ウィーン,アイントホーフェンバルセロナ

ブルガリア航空: アムステルダムチューリッヒプラハ,フランクフルト,ブリュッセル/ベルリン・テーゲル,ロンドン・ヒースロー,ウィーン,ヴァルナ

※ロンドン・ガトウィック空港,ロンドン・ルートン空港,及びロンドン・スタンステッド空港は,日本への直行便のあるロンドン・ヒースロー空港とは別の空港であり,ヒースロー空港で乗り継ぎをするためには,一旦英国に入国の上,公共交通機関等を使って移動する必要がありますので,ご注意ください。

ロンドン乗り継ぎの注意事項はこちら(在英国日本国大使館HP)→ https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00050.html

パリ乗り継ぎの注意事項はこちら(在フランス日本国大使館HP)→ https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/coronavirus_00029.html

フランクフルト乗り継ぎの注意事項はこちら(在ドイツ日本国大使館HP)→ https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html#06koukuubin

アムステルダム乗り継ぎの留意事項はこちら(在オランダ日本国大使館HP)→ https://www.nl.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_corona_faq2.html

日本到着時の大まかな流れはこちら(厚生労働省HP)→ https://www.mhlw.go.jp/content/000618379.pdf

日本到着後のPCR検査等の注意事項はこちら(厚生労働省HP)→ https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000618977.pdf

ブルガリア国内各交通機関の問い合わせ先

<長距離バス>

ソフィア中央バスステーション→ https://www.centralnaavtogara.bg/#b

主要バス会社

UNION IVKONI→ https://union-ivkoni.com/news/

GRUP PLUS→ http://www.etapgroup.com/novini

<鉄道>

ブルガリア国営鉄道

HP→ https://www.bdz.bg/bg

FB→ https://www.facebook.com/BulgarianRailway/

○4月30日午後5時時点のブルガリア国内の感染状況は以下のとおりです(ブルガリア保健省発表)。

感染者累計1,506名(前日比+59名)

死者        66名(前日比+2名)

治癒       266名(前日比+23名)

入院       317名

重症(挿管患者)40名

医療従事者  164名

男女比  男性751名:女性755名

都市別感染者数(アルファベット順)

ブラゴエフグラド    : 43

ブルガス    : 47

ヴァルナ    : 26

ヴェリコ・タルノヴォ : 22

ヴィディン       :103

ヴラツァ        :  7

ガブロヴォ      :  6

ドブリッチ      : 13

カルジャリ      : 13

キュステンディル   : 67

ロベチ        :  2

モンタナ       : 18

パザルジク      : 26

ペルニック      : 13

プレーヴェン     :146

プロブディフ     : 73

ルセ         : 13

シリストラ      :  5

スリヴェン      : 45

スモリャン      : 34

ソフィア       :713

スタラ・ザゴラ   : 37

ハスコヴォ      : 17

シューメン     :  4

ヤムボル       : 13

○当館公式フェイスブック「領事・安全情報発信専用ページ」において安全情報を配信しています。これまでに配信した領事メールのアーカイブとしても使えますので,ぜひ「いいね!」と「シェア」をお願いします。

 https://www.facebook.com/ブルガリア日本大使館ー領事安全情報発信専用ページ-108501130796522/

○当館公式ツイッターでも安全情報を配信しています。ぜひフォロ−やリツイートをお願いします。ツイッターでは,より速報性を重視した情報を配信しています。なお,ツイッターアカウントをお持ちでない方も,ウェブでご覧いただけます。

https://twitter.com/EmbassyBulgaria

○皆さんの周りで当館からの領事メールを受け取っていない方がいましたら(特に,たびレジに登録していない短期渡航者等),ぜひ皆さんからその方に情報共有の上,たびレジの登録と当館への連絡を呼びかけていただくようお願い申し上げます。

たびレジ(短期渡航者用)の登録はこちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

在留届(3ヶ月以上滞在者用)の登録はこちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/agree.html

○当館からこれまでに発信している新型コロナウイルス関連情報領事メールはこちらから確認いただけます→ https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0359

新型コロナウイルスに関するよくある質問FAQはこちら→ https://www.bg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid-19_FAQ.html

【参考】

ブルガリア政府運営新型コロナウイルスポータルサイト

https://coronavirus.bg/

ブルガリア保健省(ブルガリア語)

ウェブサイト https://www.mh.government.bg/bg/

ブルガリア新型コロナウイルス・ホットライン(ブルガリア語)

電話 028078757(24時間)

ウェブサイト https://www.mh.government.bg/bg/novini/aktualno/svoite-vprosi-otnosno-covid-19-zadavajte-na-telefo/

■日本厚生労働省

新型コロナウイルス関連情報

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

新型コロナウイルスに関するQ&A

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

■外務省海外安全ホームページブルガリア

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_171.html#ad-image-0

■当館(在ブルガリア日本国大使館)発出済み領事メール一覧

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0359

世界保健機関(WHO)

https://www.who.int/health-topics/coronavirus

ブルガリア日本国大使館領事警備班

電話:(国番号359)2-971-2708(代)(24h)

e-mail: consul.jpn-emb@sf.mofa.go.jp

HP:http://www.bg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

Twitterhttps://twitter.com/EmbassyBulgaria

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(了)