カタールにおけるコロナウイルスの対策(4月23日の段階)在カタール日本国大使館

1 カタール国内の状況

(1)保健省は23日,623名の感染が確認され,これまでに確認された感染者数が7,764名になったと発表しました。また61名が治癒し,これにより国内における治癒者の合計は750名になったと発表しました。

(2)閣僚評議会は22日,以下の点につき決定しました。

 ・買い物客が食料品販売店で買い物時,マスク着用を義務化する。

 ・店舗はマスク未着用者の入店を認めない措置を取る責任がある。

 ・公共サービスを提供している公的機関,民間企業の従業員・労働者等は,業務中,マスク着用が義務づけられ,そのクライアントもマスク着用が求めらる。着用しない場合は入構を認めない措置が取られる。

 ・この決定に違反した場合,法に定められたとおり,3年を超えない範囲の禁固と20万リアルを超えない範囲の罰金または,その何れか1つが課せられる。

(3)イスラム関係省は22日,Imam Muhammad ibn Abd al-Wahhab モスクを除く国内のモスクの閉鎖と集団礼拝(1日5回の礼拝,金曜礼拝)の延期措置を,礼拝者の安全が保たれる状況となるまで継続すると発表しました。また,アザーン(礼拝への呼びかけ)については継続して実施するとしています。

2 感染予防方策等

(1)保健省は,感染予防のため以下を推奨しています。

 ・ 定期的に石けんと流水で最低20秒間手洗い,又はアルコール消毒液で洗浄する。

 ・ 咳,くしゃみは鼻と口を袖やティッシュで覆い,ティッシュは蓋付きゴミ箱へ。

 ・ 手洗い前は,眼,鼻,口を手で触らない。外出から帰宅時は特に。

 ・ 他者,呼吸器疾患がある人との接触は特に避ける。距離は最低1メートル保つ。

(2)保健省は,コロナウイルス関連の無料ホットラインを設置しています。

   【直通番号:16000】

(3)保健省ホームページには専用ページが立ち上げられ,随時アップデートされています。 http://www.moph.gov.qa/english/Pages/Coronavirus2019.aspx 

  また同省は,自宅における隔離に関する内容を下記ページで情報提供しています。

https://www.moph.gov.qa/english/Pages/home-quarantine.aspx 

3 その他の生活に関わる措置

※これら措置は事前予告なく,突然変更される可能性もあります。十分ご注意ください。

※措置が突然変更されることもあり,各所で混乱が生じています。十分ご注意ください。

● カタール航空の日本就航便は現在成田便のみ運航中です。運航状況は常に最新情報をご確認ください。

 ※カタール航空運航状況確認サイト

https://fs.qatarairways.com/flightstatus/search

 ※ハマド国際空港離発着フライト確認サイト

https://dohahamadairport.com/airlines/flight-status?type=arrivals&day=today&airline=all&locate=all 

● 我が国の水際対策強化により,カタールから我が国に入国する場合は,検疫所長の指定場所で14日間待機、国内公共交通機関使用の差し控えが要請されます(3月28日)。

※水際対策に関する詳細は下記の厚生労働省ホームページ上に掲載されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html

● 映画館、劇場、プレイエリア、ジム、結婚式場の閉鎖(ホテル内も含む。3月13日)。

● 全公共交通機関の停止(3月15日)。

● レストラン・カフェは配達のみ(4月21日)。

● カタール居住許可所持者を含む外国籍者の,カタール入国を停止。

(3月16日から14日間予定のところ,4月1日に期限未定で延長が決定)

カタール人は14日間の隔離措置後に入国が可能

● カタール出国には現在規制なし(規制継続中は再入国できない点に留意)。

● カタール入国を伴わないトランジット利用への規制は現在なし。

● インダストリアル・エリア地区では,人の往来を規制中。

● 当面の間,国内モスクの1日5回の礼拝と,金曜日の集団礼拝を停止。

● カタール帰国者で,無症状・初期検査通過者は,定められた手順遵守を誓約後は,自宅隔離が可能。違反の場合は法的措置が取られる(3月19日)。

● 政府公共部門職員8割に在宅勤務を承認(3月19日)。

● 公共の場での,集会を禁止。警察が取締り,違反者を拘束すると発表(3月211日)。

● 現状不必要な店舗は3月27日から閉鎖。ただし食料品販売店、薬局、デリバリーサービス(レストランを含む)等は例外(3月26日)。

● アライバル・ビザを含む入国ビザが期限切れとなった場合,内務省ウェブサイト,又は「#Metrash2」で1か月延長が可能(3月26日)。

● 金,土曜日は,以下業種以外の商業活動は停止。食料品関連(スーパーマーケット,食料品店),青果店,レストラン(配達のみ),パン販売店,薬局,通信関連店舗(商業施設内のもの),電気・配管・エレクトロニクス関連のメンテナンス,ガソリンスタンド, 工場,診療所,国家プロジェクト従事の企業,ホテル事業,流通・貨物企業・海空港で営業する企業・通関関連(4月10日)

● 行政開発労働社会省は,労働者賃金,福利厚生については,在宅勤務によって変更されるべきではないと発表。また,公共及び民間セクターの労働者数を20%に削減するとの閣僚評議会決定に基づき,リモート勤務に関するガイドラインを発表。

https://www.adlsa.gov.qa/en/news/Pages/News21402020.aspx

 (お問い合わせ先)

  在カタール日本国大使館 領事班

  電話: (+974)4440 9000

  FAX:(+974)4029 3655

  メール: eojqatar@dh.mofa.go.jp  

  現在,来館には事前予約が必要です。

  詳細は当館ホームページをご確認ください。

○本メールは,在留届に登録されたアドレスに自動配信されております。

○3か月以上滞在する方は,必ず在留届を提出してください。

○3か月未満の旅行や出張などの際には,「たびレジ」に登録してください。

どちらも下記URLからオンラインで簡単に手続きできます。   https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html 

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