在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(4月20日)

 4月20日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 感染者数

●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は99名です。

●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は1,775名です。

●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。

(1)アルマティ市:518名(+31名)

(2)ヌルスルタン市:372名(+11名)

(3)クズルオルダ州:149名(+2名)

(4)カラガンダ州:93名(+0名)

(5)シムケント市:83名(+21名)

(6)アクモラ州:82名(+0名)

(7)アティラウ州:80名(+0名)

(8)西カザフスタン州:63名(+17名)

(9)ジャムブル州:61名(+0名)

(10)トゥルケスタン州:60名(+3名)

(11)アルマティ州:44名(+3名)

(12)北カザフスタン州:30名(+1名)

(13)パヴロダール州:30名(+4名)

(14)アクトべ州:27名(+0名)

(15)コスタナイ州:21名(+6名)

(16)マンギスタウ州:12名(+0名)

(17)東カザフスタン州:8名(+0名)

その他:死亡者19名(+2名),快復者428名(+28名)

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。

(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)感染者数,病院・治療・防疫等対応について

◎トカエフ大統領は19日,国民に向けて,感染のピークにはまだ達していないとして検疫の遵守を求めました。

◎検疫措置の緩和及び感染者検査について

(当館注:18日付け当館領事メールで検疫措置の段階的緩和についてご紹介しました。当館として根拠となる公式決定を探しましたが,現時点では未発表の模様です。つきましては,エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師の発言の詳細版(17日の記者会見)を再紹介します。)

・(検疫措置を解除するためにどの程度コロナウイルス感染者数が低下する必要があるかとの記者の質問に対し)検疫措置の緩和は段階的となるだろう。ご承知のとおり,当初は(検疫措置が)弱く,後に措置が強化され,その後厳格な検疫措置へ移行した。検疫の緩和も,状況がどのように確認されるかによって段階的に確実に同様の経過をたどるだろう。本17日時点で,我々は,どのように検疫が第二段階へ移行するかに関する仮基準を設定した。第二段階への移行は,(コロナウイルス感染例の)増加率が,少なくとも一週間にわたり5%以下の場合である。第三段階,すなわちより緩和された段階への移行は,感染増加率が2%となった場合に可能となる。検疫措置からの完全な脱却は,接触者及び地方から感染例が確認されな

くなった時である。今後,検疫が延長されるかどうかは,多くが我々がどの程度検疫措置を遵守し,自己隔離及び不要な移動を行わないかに依る。

・国内感染増加率は15%前後で推移しているが,一部の地域では20%から60%の高い増加率が見られる。これは再度,検疫措置の厳格な実行の必要性を示唆している。

カザフスタン国内の医療従事者のうち,これまでに423名の感染が確認された。

・義務的にコロナウイルス検査を受ける者のリストが拡大され,妊婦,心臓血管系及び呼吸器系に慢性疾患者も加えられた。

・すべての病院では,感染症対策強化のためビデオ観察,換気及びビジュアリゼーションが実現されなければならない。また,院内の人の移動に周期性を確保しなければならない。各シフトは,その他のシフトと隔離されなければならない。すべての主任医師は,職員の個人防護用品を保障しなければならず,その責任を負う。さらに,消毒体制の厳格な遵守を確保しなければならない。医療従事者におかれては,用心を怠らず,患者に接する際は感染症安全対策を遵守するよう要請する。

・家に留まり,必要が無い場合は外出しないでいただきたい。我々が規則を守るほど,より早く通常の生活に戻ることができる

◎サギンタエフ・アルマティ市長は,建設が進む接触者及び感染が疑われる方のための入院施設(280床)を視察した上で,進捗は9割方完成していると表明しました。

◎北カザフスタン州では4月21日零時から検疫体制が強化されます。ペトロパヴロフスク市及び州内の対象区域について,入出域が一部例外を除き禁止されます。

(2)生活について

◎マミン首相は17日の国家委員会会合で,知事及び直轄市長に対し,基礎的な食料品目が上限価格を超えないよう対応を指示しました。

◎アルマティ市は社会的に重要な食料品目等の固定価格を設定しました。主な品目の価格は次のとおりです。

精米273テンゲ/kg,砂糖210テンゲ/kg,牛乳(乳脂肪分2.5%)221テンゲ/900ml,鶏卵(小サイズ)367テンゲ/10個,鶏モモ肉799テンゲ/kg,小麦粉(1等粉)422テンゲ/2kg

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047