新型コロナウイルス対策に関するマダガスカル政府発表（３月２７日分）

●３月２７日（金）、マダガスカル政府が、新型コロナウイルス対策に関する発表を行いました。

●事態は刻々と変わりますので、最新情報の入手に努めてください。

　３月２７日（金）１３時及び１７時３０分にCCO Covid-19（コロナウイルス対策オペレーション司令センター）によって行われた発表の主要点は以下のとおりです。

（１）新たに３件の新規感染者が発生し、マダガスカル国内での累計感染者は計２６名となりました。

　感染者のうち、２２名は無症状ですが、４名は咳、発熱、呼吸困難等の症状があります。今回新たに発生した３名の内、１名の感染者は、これまでの感染者とは違い、海外に出ていないため、マダガスカル国内における接触による感染であると発表されました。なお、現在のところ、死亡者は出ておりません。

（２）３名の新規感染者に関する情報は以下のとおりです。

・マダガスカル人男性（３２歳）（市中感染）

・３月１８日のケニア航空（ＫＱ２５６）で入国したマダガスカル人女性（２１歳）

・３月１８日のモーリシャス航空（ＭＫ２８８）で入国した女性（外国籍、年齢未発表）。

（３）検査を行った人数は、昨日（２６日）午前が８８人、昨日（２６日）午後が７５人、本日午前が６０人、本日午後が１２０名でした。

（４）フィアナランツォア（Fianarantsoa）にて感染が疑われる人が１名おり、現在検査中です。

（５）アンタニモラ（Antanimora）刑務所の２名の被拘禁者が、コロナ感染の疑いがありましたが、幸いにもどちらも検査結果は陰性でした。

２　文化・コミュニケーション大臣

（１）今朝以降、人および車両通行の緩和が見られたことに言及しつつ、コロナウイルス対策に係る措置（特に不要不急の外出の禁止）の遵守を再度呼びかけるとともに、保健衛生対策の重要性についての注意喚起を強化する旨述べました。

（２）コロナウイルスに関し、メディア上（主にTVM）で発表された情報については再放送を行うようにメディア側に要請しました。

（３）フェイクニュースを流す人に対し警告を行いました。

３　内務大臣

（１）今回初の接触感染症例が発覚したことを受け、隔離政策の強化を行うことを発表しました。以後、当局によるコントロールはより厳格なものになります。

（２）ルールを守らないものに対しては今後制裁を行うと言及しました（制裁内容の詳細については現時点では不明）。

（３）アンタナナリボ市が国家保健緊急事態下に置かれていることを再度確認し、市民に出来る限り外出をしないことを奨励しました。

４　国防大臣

（１）国家緊急事態に関する措置の強化及び隔離政策の厳密な順守について再度強調しました。

（２）当局によるパトロール及び道路封鎖が実施されると説明しました。

　なお、ラジョリナ大統領は３月２３日から１５日間、毎日２０時からテレビ演説を行い、コロナウイルスの状況等について発表する旨述べています。重要な発表が行われる可能性もありますので、注意して情報収集されることをお勧めします。

　事態は刻々と変わりますので、引き続き政府から最新情報の入手に努めるとともに、手洗い、うがい、マスクの着用などの通常の感染症対策を行い、体調に異常がある方は早めの医療機関受診を心がけてください。

【参考：関連する日本のウェブサイト】

新型コロナウイルス感染症（外務省　安全海外ホームページ）

【問い合わせ先】

在マダガスカル日本国大使館領事班

代表電話：＋２６１（０）２０−２２−４９３−５７

緊急電話：＋２６１（０）３２−０７−０７２−１１（※開館時間外に緊急でお困りの方）

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