カタールにおけるコロナウイルスの対策(3月27日の段階):在カタール日本国大使館

1 カタール国内の状況

(1)危機管理最高委員会報道官は26日、12名の感染が確認され、この内3名は欧州から帰国したカタール人であると発表しました。これによりカタール国内における感染確認者は549名となります。また、2名の治癒も発表され、これまでに43名が治癒したことになります。

(2)商業工業省は、現状不必要な店舗は27日から閉鎖すると発表しました。なお危機管理最高委員会報道官は、重要セクターとして内閣が決めた、食料品販売店、薬局、デリバリーサービス(レストランからのデリバリーを含む)等の店舗はこの措置の例外であると発表しました。

(3)内務省はアライバル・ビザを含む入国ビザは、期限切れとなった場合、内務省ウェブサイト、または#Metrash2を利用することによってオンライン上で期間を1か月延長することが可能であり、手続きのために内務省関係施設を訪れる必要はないと発表しています。

(4)ハマド医療機構の感染症局長は、感染が確認された事例の大半は20歳代から40歳代であり、現在も隔離され治療中であること、また、現在集中治療室には18名以上が収容されていることを発表しました。

2 感染予防方策等

(1)カタール保健省は、感染予防のため、以下手順の実施を推奨しています。

 ・ 定期的に石けんと流水で最低20秒間手を洗う、又はアルコール消毒液で洗浄する。

 ・ 咳やくしゃみをする時は鼻と口を袖やティッシュで覆い、ティッシュは蓋付きのゴミ箱に捨てる。

 ・ 手を洗う前に眼、鼻、口を手で洗わない。外出から帰宅時は特に。

 ・ 他人、特に呼吸器系疾患の症状を呈する人との接触を避ける。他者との距離は少なくても1mは保つ。

(2)カタール保健省は,コロナウイルスに関し通話無料ホットラインを設置しています。 【直通番号:16000】

(3)カタール保健省は,ホームページ上に専用ページを立ち上げており,随時アップデートしています。 http://www.moph.gov.qa/english/Pages/Coronavirus2019.aspx

3 その他の生活に関わる措置

※これら措置は事前予告なく,突然変更される可能性もあります。十分ご注意ください。

※措置が突然変更されることもあり,各所で混乱が生じています。十分ご注意ください。

● カタール航空は全社的減便中で、日本就航便は、羽田便(3/21から5/31まで運休)、関空便(就航予定が6月に延期)に影響が出ており、現在成田便のみの運航です。このためカタールに一時滞在中の方等は,状況をよく検討の上で行動してください。なおフライトの運航状況については常に最新の情報をご確認ください。

● 我が国における水際対策の強化に伴い、カタールから我が国に入国する場合は、入国後、検疫所長指定の場所での14日間の待機、および国内での公共交通機関使用の差し控えを要請されることになります(3月28日の日本時間午前0時から)。

※水際対策に関する詳細は下記の厚生労働省ホームページ上に掲載されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html

● 国内映画館、劇場、子供のプレイエリア、ジム、結婚式場は3月13日から閉鎖(ホテル内同種施設も含む)。

● 3月16日から配達や持ち帰りを除き、レストラン・カフェで食事・飲料の注文を禁止。

● 政府はカタール国民、居住者に対し、国外渡航を控えるよう呼びかけ(3月15日)。

● ドーハメトロ、カルワバスを含む全公共交通機関の停止(3月15日から)。

● カタール居住許可所持者を含む外国籍者の,カタール入国を停止。

(本措置は3月16日から14日間とされているものの,延長が可能)

カタール人とカタール人帯同の使用人は,14日間の隔離措置後に入国可能)

● カタールからの出国には現在規制なし(再入国できない可能性あり)。

● カタール入国を伴わないトランジット利用に関する規制は現在なし。

● インダストリアル・エリア地区では,人の往来を規制中。

● 政府は3月17日,今後2週間が重要で,社会的な集まりを避けるよう呼びかけ。

● 当面の間,国内モスクの1日5回の礼拝と,金曜日の集団礼拝を停止。

● カタールに帰国した家族で、無症状で初期検査を通過した場合、定められた手順遵守を誓約後は、自宅隔離が可能。違反の場合は法的措置が取られる(3月19日)。

● 政府の公共部門職員8割に在宅勤務を承認。国内居住者も不要な外出を控え、会合を抑制するよう呼びかけ(3月19日)。

● 公共の場における,あらゆる形の集会も禁止。警察が取締りのため巡回パトロール,検問を実施し,違反者は拘束されると発表(3月21日)。

 (お問い合わせ先)

  在カタール日本国大使館 領事班

  電話: (+974)4440 9000

  FAX:(+974)4029 3655

  メール: eojqatar@dh.mofa.go.jp  

○本メールは,在留届に登録されたアドレスに自動配信されております。

○3か月以上滞在する方は,必ず在留届を提出してください。

○3か月未満の旅行や出張などの際には,「たびレジ」に登録してください。

どちらも下記URLからオンラインで簡単に手続きできます。   https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html 

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