●3月24日(火)、ラジョリナ・マダガスカル大統領が、新型コロナウイルス対策に関する発表を行いました。
●事態は刻々と変わりますので、最新情報の入手に努めてください。
3月24日(火)、ラジョリナ大統領が新型コロナウイルス対策に関する発表を行いました。主要点は以下のとおりです。
1 新型コロナウイルス感染情報
・3月24日に新たに2件の感染症例が確認され,合計感染者数は19名となった。
・本日、昨日と比べて2倍の人数の検査が行われた。
・感染者数が急激に増加した場合または死亡者が発生した場合、隔離対策は強化される。
2 緊急社会計画(Plan d'urgence sociale)の実施
・マダガスカル政府は、新型コロナウイルス対策に係る措置によって直接影響を受ける家庭、特にタクシー運転手、タクシーベ(注:乗り合い小型バス)運転手、運転手助手、貧困層家庭、高齢者を支援するための社会緊急計画を実施することを決定した。
・26日(木)より同緊急社会計画を実施し、上記に該当する家庭に食糧を配布する。
・首都アンタナナリボについては、ラジョリナ大統領は、本日、アンタナナリボ市長を呼び、この支援の対象となる家庭の特定を行った。
3 経済・財政面
・今月のJIRAMA(水道・電気公社)請求書の支払いは停止される。ラジョリナ大統領は、最大5か月の分割払いの可能性があると言及しつつ、最終的な措置はJIRAMAで決定され、追って発表されることとなる。
・国家保健非常事態期間中の財政措置についても言及した。
4 国内線フライトの停止
隔離政策の一環として、首都と地域を結ぶ全ての国内便フライトは停止される。中国からのスピード検査キットの到着後、これらのフライトを再開するための措置がとられる。
5 車両移動制限
車両による移動は全て、CCO(Centre de Commandement Operationel Covid-19:コロナウイルス対策オペレーション司令センター)の許可を得る必要がある。
6 民間企業
民間企業に関しては、従業員を保護するために必要な衛生基準を尊重することについて強調した。従業員同士の距離が1mの基準を満たされていない場合は、交代勤務のシステム等を導入することを推奨した。
7 補助金
ラジョリナ大統領は、隔離措置の影響を受けた者を補償するために来週から100億アリアリの補助金の支援を行う旨述べた。
8 中国からの医療物資が明日到着予定
明日(25日)、マスクやスピード検査キット等の医療物資を運ぶ中国からの最初の貨物が到着する予定である。
なお、ラジョリナ大統領は3月23日から15日間、毎日20時からテレビ演説を行い、コロナウイルスの状況等について発表する旨述べています。重要な発表が行われる可能性もありますので、注意して情報収集されることをお勧めします。
事態は刻々と変わりますので、下記HP等から最新情報の入手に努めてください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html
手洗い、うがい、マスクの着用などの通常の感染症対策を行い、体調に異常がある方は早めの医療機関受診を心がけてください。
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