在留邦人の皆様へ:ペトロパヴロフスク市における感染者の詳細(3月25日報道)

3月25日配信「vlast.kz」は,ペトロパヴロフスク市における最初のコロナウイルス感染者の詳細を報じているところ,以下のとおりです。

1 スルタンガズィエフ・北カザフスタン州保健局長によれば,「北カザフスタン州で1件のコロナウイルス感染例が確認された。患者は1993年生まれの女性で,留学先であるロシア連邦オムスク市から帰国したペトロパヴロフスク市住民である。彼女は3月23日夕刻,国際列車で到着した。全ての接触者は特定され,検疫に置かれている。鉄道駅から先は,患者が自宅まで直行し,街頭に出ていないため,接触したのは母親のみである。翌24日,患者は37.6度の発熱により救急医療を呼んだ。救急隊はロシア連邦における疫学的状況を考慮し,完全な防護服にて彼女を搬送し,応急入院施設に収容した」。

2 患者から採取された検体分析の結果,コロナウイルス感染症の陽性が判明した。同保健局長は,検体が追加的分析のためアルマティの研究所に送付されており,「最終的な分析結果が改めて公表されるであろう」と述べた。同保健局長は,「本日時点で,患者の容体は満足でき,発熱はなく,症状も確認されていない。列車の乗客を含め,患者と接触のあった全員が特定された。彼らはみな検疫入院施設に隔離されており,分析用の検体を採取された。全員,容体は満足できる状態である」と述べた。

3 一方、同州のカスマカソフ製品・サービス品質・安全管理局長は,接触者の中から,国境警備隊員も施設に収容されたと述べた。同製品・サービス品質・安全管理局長は,「3月25日にかけて,濃厚接触者と潜在的接触者を含む全ての接触者が,アルゴリズムに沿って速やかに特定された。このために地方政府,医療機関,警察,鉄道駅職員及び疫学専門家を含めた全ての必要な機関と協力を行った。濃厚接触者の中から検疫入院施設に収容されたのは,北カザフスタン州住民である。また,職務中に接触した国境警備隊員も収容された。収容の際,濃厚接触者及び潜在的接触者の中に,臨床的な発見はなかった。13名が濃厚接触者として検体分析を受け,すでに結果も入手しており,全員陰性である。つまり,コロナウイルス

染者は発見されていない。残る接触者は在宅検疫に置かれている」と述べた。

4 同製品・サービス品質・安全管理局長によれば,患者は,応急入院施設に収容され,検査結果が出たあと,感染症病棟の感染症隔離区画に移送された。同製品・サービス品質・安全管理局長は,「患者の容体は満足できる状態であり,症状,咳,呼吸困難は収容時点で見られなかった」と明言した。同局長はまた,患者が住んでいる住宅の入り口で検疫が実施され,消毒がなされ,「住民が発生している状況について正しく理解できるよう」,説明活動が行われた。

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