新型コロナウイルス関連情報:モンゴル政府の隔離措置の状況(3月21日時点)

 モンゴル政府はこれまで,隔離措置の内容や実施する上での判断基準を明示的に示していませんでしたが,この度,当館から関係当局に照会して調査した結果を以下のとおり,とりまとめました。

 21日現在,モンゴルでは日本人をはじめ全ての外国人の入国が禁止されていますが,今後,国際定期便が再開された場合でも,この隔離措置は,その内容に変化はあるかもしれませんが,継続されることが見込まれますため,情報共有をさせていただきます。今後も在留邦人及び短期渡航者の皆様におかれましては,報道,大使館HP及び領事メール等により関連情報の収集に心がけていただきますようお願いいたします。

【隔離措置の詳細】

●モンゴル政府は日本を,中国,韓国,イラン,イタリア等とともに「新型コロナウイルスに感染する確率が高い国(以下「感染国」)」に指定しています。

●日本を含む「感染国」からモンゴルへ渡航する方(日本人,外国人問わず)は,自覚症状の有無に関わらず,特別に用意された病院や療養所にて14日間隔離の上,健康観察が行われます。

●原則として,「感染国」出国後の経過日数の長短やモンゴル入国までの経由・滞在地に関わらず,「感染国への滞在事実」があることのみで隔離が行われる可能性があります。

●当館からモンゴル保健省等に照会したところ,「仮に感染国を出国後,数か月が経過しても,出国後の経由・滞在地や自覚症状の有無など様々な条件を考慮した上で,現場の防疫担当者の判断で隔離措置が行われる可能性がある」と回答しました。

【当館コメント】

●隔離措置の実態を調査したところ,ホテルなど比較的環境の良い場所が指定されることもあるものの,老朽化した医療施設や3〜4人の相部屋をあてがわれるケースもあるようで,決して環境は良いとは言えず,施設内感染の可能性もないとは言えません。

●現在,国際定期便の運航停止などの影響で,モンゴルへの入国は事実上不可能となっていますが,国際定期便が運航再開をされたとしても,モンゴル入国後のこうした隔離のリスクを十分にご考慮の上,渡航につきご検討くださいますようお願い申し上げます。

【問い合わせ窓口】

在モンゴル日本国大使館 領事・警備班

EMBASSY OF JAPAN IN MONGOLIA

C.P.O.Box 1011

Elchingiin gudamj 10,Ulaanbaatar 14210,Mongolia

電 話:(976)11-320777 開館時間:9:00-13:00,14:00-17:45

FAX:(976)11-313332 メール:consul-section1@ul.mofa.go.jp

休日・夜間の緊急連絡先:(976)7004−5004