ルワンダにおける初の新型コロナウイルス感染例の確認と感染防止措置について

・3月14日,ルワンダ国内では初の新型コロナウイルス感染者が確認されました。保健省からの発表によりますと,3月8日にムンバイから渡航してきたインド人が,当時は症状なくそのまま入国し,3月13日に症状が現れたたことから保健施設に申告し,検査を受けたところ陽性が確認されたとのことです。ルワンダ政府の発表によると,同氏はすでに病院に隔離され,回復に向かっているとのことです。引き続き,最新情報の入手及び感染症予防に努めてください。

ルワンダ保健大臣は,新型コロナウイルスの感染拡散防止のため,高等教育機関を含む学校を16日から2週間に亘り休校する等の措置等を呼びかけています。

1 ルワンダの対応

 現在,キガリ国際空港及び国境のエントリーポイントでは,水際対策として全ての渡航者に対して体温検査を実施しています。検査の結果,発熱等の症状が確認される渡航者に対して,キガリ市内等の病院で新型コロナウイルス検査を行い,陽性の場合は病院で隔離されます。陰性であった場合は,14日間の自宅待機が推奨され,その間は,自身の症状を保健省に対して報告を求められます。本日,3月14日,初の新型コロナウイルス感染事例の確認を受けて,ルワンダ保健大臣は,感染症拡散防止のため,2週間,以下の措置をとると国民に対して呼びかけています。

 ・礼拝所等の宗教施設は3月15日以降一時閉鎖し,自宅から祈ること。

 ・高等教育機関を含む学校(公立・私立問わず)は16日から休校すること。

 ・被雇用者は雇用者との相談した上で,自宅からの勤務(テレワーク)を許可されること。

 ・結婚式,スポーツイベント等の規模の大きな集会は延期すること。葬式においては,参加人数を限定すること。

 ・ビジネス及びレストランは営業を引き続き可能とするが,客同士の距離を適切に保つようにすること。(少なくとも1メートル)

 ・不要な移動は避け,公共交通機関は必要以上に混雑させないこと。

2 今後の対応

ルワンダ国内で初の新型コロナウイルスの感染者が確認されたことにより,今後,政府が検査対象を拡大する等の措置を執る可能性がありますので,関連報道に十分留意しつつ,慎重な行動を心掛けてください。

発熱や咳などの症状を発症した場合はフリーダイヤル114番に通報してください。

3 感染予防

予防の観点から,以下の対応をお勧めします。

・石けんときれいな流水で定期的に手を洗う。(可能な限りアルコール消毒を行う)

・洗っていない手で目,鼻,口に触れない。

・咳やくしゃみをするときは,鼻や口をティッシュやハンカチかひじの内側で覆う。

・肉等の食材はよく煮て調理する。

・インフルエンザのような症状のある者との接触は極力避ける。

・インフルエンザや肺炎の症状を訴える者がいたら,直ちに最寄りの医療機関に相談させる。

【各種リンク】

○日本国厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html (感染症情報)

○日本国国立感染症研究所ホームページ

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

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https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

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ルワンダ日本国大使館 領事班(鈴木・大山)

+250-78-838-5404