カタールにおけるコロナウイルスの対策(13日の段階):在カタール日本国大使館

1 カタール国内における状況

(1)カタール政府通信局は12日、コロナウイルス感染拡大予防措置として国内の映画館、劇場、子供のプレイエリア、ジム、結婚式場を13日から閉鎖すると発表しました。これら閉鎖される施設には、ホテルにある同種施設も含まれます。

(2)またカタール政府はコロナウイルス対策として、ドーハメトロ、バス等の公共交通機関を、15日の朝6時まで一時停止すると発表しました。

(3)報道では、カタール政府は12日から国内の労働者居住施設においてコロナウイルス対策が遵守されているかにつき、検査を開始したと報じています。

(4)カタール保健省は国内在住者に向けて、人混みを避け、集会の予定はしばらくの間延期するように呼びかけています。

(5)カタールで現在まで確認された感染者数は、12日から変わらず合計で262名です。

2 日本に関する措置

 13日現在で日本を出発する渡航者に関する措置には変更ありません(※カタールコロナウイルス対策措置については本メール末尾を参照ください)。

3 感染予防

 当地ハマド総合病院は,ウイルス感染は感染者の咳,くしゃみ等の飛沫により伝染するため,感染リスク軽減のために以下の対策を推奨しています。

 ・流水で石鹸を使った手洗い,手指の消毒の実施

 ・咳,くしゃみをする場合は,口・鼻をティッシュ等で覆う

 ・未洗浄の手で,目鼻口を触らない

 ・咳,くしゃみ,発熱や呼吸器疾患がある人との接触を避ける

カタール新型コロナウイルス対策措置■

※これら措置は事前予告なく突然変更される場合もありますので十分ご留意ください。

コロナウイルス対策に関しては日々状況が変化しており,各現場では相当な混乱が生じています。このため本来とは違う措置が取られる可能性もありますので,ご注意ください。

カタール政府通信局は,3月9日から以下の14か国を出発した渡航者のカタール入国を一時的に差し止めると発表しました。この措置はカタールでの居住許可,労働許可を所持する場合も含まれるとのことです(カタール人は除外されます)。

  バングラデシュ,中国,エジプト,インド,イラン,イラクレバノン,ネパール,パキスタン,フィリピン,韓国,スリランカ,シリア,タイ

 ※イタリアからの渡航者に関しては,カタールに居住許可を有している場合のみ隔離措置後の入国が認められ,他は認められないとしています。

 日本を出発しカタールに入国する渡航者については,現在この措置の対象外です。しかし日本国籍者に対して,入国時の通常手続きに加えて中国等,感染が確認されている国・地域への渡航歴に関する調査,体調に関する問診,体温測定等が別途実施されています。なお問診の際は,下記内容等が質問されています。

  ・過去14日の間に中国に渡航したか?

  ・過去に以下の国・地域に渡航したか? 渡航した場合は,渡航日は?

   (香港,イラン,日本,マカオ,マレーシア,韓国,シンガポール,台湾,タイ)

  ・現在,発熱,せき,息切れの症状があるか?

  ・過去14日の間に医療施設を訪れたか?

  ・過去14日の間に新型コロナウイルス感染が疑われる事例との接触があったか?

カタールのクワリ保健相は,「中国,韓国,イラン,シンガポール,日本,イタリアへの渡航を延期するよう」2月25日に推奨しています。

 (お問い合わせ先)

  在カタール日本国大使館 領事班

  電話: (+974)4440 9000

  FAX:(+974)4029 3655

  メール: eojqatar@dh.mofa.go.jp  

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