新型コロナウイルス関連:ラトビア政府による非常事態宣言の発出

●3月12日現在,ラトビア国内では16名の新型コロナウイルス感染者が確認されました。

●12日,ラトビア政府は非常事態宣言を発出し,4月14日まで感染拡大を防ぐための要請が行われます。

ラトビアが指定する「新型コロナウイルスによる影響を受けている地域(日本を含む)」に,本日新たに英国,米国,オランダ,スウェーデンノルウェー,ベルギー,デンマークギリシャアイスランドが加えられました。またラトビア政府はラトビア国外への渡航を控えるよう呼びかけています。

3月12日現在,ラトビア疾病予防管理センターによれば,ラトビア国内で16名の新型コロナウイルス感染者が確認されました。

また,12日,ラトビア政府は非常事態宣言を発出しました。これはWHOが新型コロナウイルスパンデミックを宣言したことを受けたものです。非常事態宣言の期間は4月14日までとなっています。

 非常事態宣言の発出に伴い,4月14日までの間感染の拡大を防ぐため,以下の要請が行われます。

-教育施設の閉鎖

-200名以上の集まる行事の中止

-他の人とできるだけ2メートル以上間隔を空ける

-ラトビア国外への渡航の見合わせ

-感染が疑われる方の出勤の取りやめ

-見舞い等での病院や介護施設等への訪問の取りやめ

-幼稚園児の親は幼稚園に対し,感染地域への渡航や感染者との接触が無いことを書面報告

新型コロナウイルスによる影響を受けている地域」からの渡航者に対する要請

12日現在,ラトビア政府は「新型コロナウイルスによる影響を受けている地域(日本を含む)」として,新たに9カ国指定し,現在以下の国が指定されており,これらの国からの渡航者は以下の対応が求められています。

新型コロナウイルスによる影響を受けている地域】

日本,中国,韓国,シンガポール,イラン,イタリア,スペイン,フランス,ドイツ,オーストリア,スイス,英国,米国,オランダ,スウェーデンノルウェー,ベルギー,デンマークギリシャアイスランド

-他の人との接触をできるだけ避ける。

-自宅に待機し,公共の場や大人数の集まる場所を避け,公共交通機関の使用をできるだけ控える。

-買い物の際には宅配を利用し,部屋の前に置いてもらうなど配送者との直接の接触を避ける。

-やむを得ず店舗に行く際にはマスクを着用し,他の人と2メートル以上離れるようにする。

-14日間自身において健康状態の観察をする(症状の無い方は当局等への報告の義務はありません)。この期間中に,感染が疑われる症状(高熱,咳,喉の痛み,呼吸困難等)が発生した場合,まず家族や他の人との接触を避け,速やかに113(救急番号)に連絡し,症状,症状の発生している期間,コロナウイルス感染地域への渡航歴や感染が疑われる人間との接触の有無を伝えてください。その後,病院から医療従事者が派遣され検査が行われるとのことです。また,113に電話をせずに病院に行くことの無いようにしてくださいとのことです。

 

在留邦人・邦人旅行者の皆様におかれましては,最新の情報の収集に努めつつ,人混みを避ける,入念な手洗いや咳エチケット(下記ホームページ参照)等の基本的な感染症対策に努めてください。

【参考】

ラトビア外務省ホームページ(渡航情報)(ラトビア語)

https://www.mfa.gov.lv/konsulara-informacija/celo-drosi-2/10-atgadinajumi-veiksmigam-celojumam/celojumu-bridinajumi-par-valstim-un-teritorijam

ラトビア保健省ホームページ(ラトビア語)

http://www.vm.gov.lv/lv/aktualitates/koronavirusa_izraisita_slimiba_covid19/

首相官邸ホームページ

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

正しい手洗い方法(厚生労働省YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=Eph4Jmz244A&feature=emb_logo

(在外公館連絡先)

○在ラトビア日本国大使館 領事班

(代表)+371-6781-2001

2020年3月12日

ラトビア日本国大使館より