【緊急】メキシコでの新型コロナウイルスの症例確認

2020年2月28日

【メキシコ市及びシナロア州において新型コロナウイルスの症例が確認されたと政府発表がありました。メキシコ国内での感染拡大の可能性に備え,最新情報を収集し,感染予防に努めて下さい。】

1.2月28日,当地大統領主催の朝の定例記者会見によると,メキシコ市及びシナロア州においてそれぞれ1名(合計2名)の新型コロナウイルスの症例が報告されました。両名ともイタリア渡航歴があり,メキシコ市の感染者は病院,シナロア州の感染者はホテルに隔離されています。

2.今後のメキシコ国内での感染拡大の可能性に備え,次のサイト等をご参考いただき,最新情報を収集いただくとともに,手洗いうがいの励行等感染予防に努めて下さい。

(メキシコ保険省等による推奨予防措置)

・こまめに石けんを使用して20秒以上手洗いをする。特にトイレの後,鼻をかんだり,咳やくしゃみの後,それから食事の前。(水と石けんが利用できない場合はアルコール除菌(アルコール濃度70%以上を推奨)でも可。しかし,目に見えて手が汚れている場合には石けんで手を洗うこと。)

・洗っていない手で,目,鼻,口に触らない。

・症状のある人との至近距離での接触を避ける。

・症状があるときは外出しない。

・咳やくしゃみをする際はティッシュで口鼻を覆い,ティッシュはゴミ箱に捨てる。

・多くの人が触ったものをこまめに拭く,又は消毒する。

「参考サイト」

・メキシコ保健省関連サイト:

https://www.gob.mx/salud/documentos/nuevo-coronavirus-2019-ncov-comunicado-tecnico-diario

・米国CDC関連サイト:

 https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/index.html

厚生労働省関連サイト:

 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00017.html

3.2月28日現在,日本人又は日本からの到着便を特定する形でのメキシコへの入国制限は行われておらず,国家移住庁サイトに掲載されているメキシコ入国者に対する告知(メキシコ入国者は14日以内にコロナウイルス感染地域―主に中国の武漢市―を訪問したか否かを申告すること。2月11日付サイト掲載)の内容も変更ありません。

(国家移住庁サイト):https://www.gob.mx/inm/articulos/el-inm-informa-ante-el-brote-de-coronavirus?idiom=es

 ただし,日本からの航空便(アエロメヒコ,ANA)を含む全ての航空便において,中国韓国,イタリアからの入国者を対象とした空港における検疫(搭乗者リストで判明している中国,韓国等からの乗客を降機させた上,検疫係官が別室で検査(体温の計測及び問診等)を行う等)は強化されている模様です。

大使館においても引き続き関連情報の収集に努めますが,在留邦人におかれましては,以上のような状況にご留意いただくとともに,ご出張及びご帰国等からメキシコに戻られる際に,日本人であること又は日本からの到着であることを理由に,前述のような強化された検疫等を受けた場合には,当館又はレオン総領事館までご一報をお願いします。

 なお,2月28日現在,メキシコ政府から,日本への渡航を制限する勧告は出ていませんが,以下の情報が発信されています。

中国当局による複数の都市への入出を制限する最近の鑑み,湖北省(Provincia de Hubei)への渡航を回避するか延期することを勧告します。」

「いくつかの諸国がアジア地域又はコロナウイルス感染地域からの渡航者を規制する措置をとっており,これら諸国への入国又は乗り継ぎで影響を受ける可能性があります。より詳細な情報については国際航空運送協会(IATA)のウェブページを参照願います。」

(IATA関連サイト):

https://www.iatatravelcentre.com/international-travel-document-news/1580226297.htm

4.メキシコ政府が発表している新型コロナウイルス感染を疑う症例判断基準は,次のとおりです。

「軽症又は重症の急性の呼吸器症状を呈するあらゆる年齢層の方で,症状発生前14日の間に以下の条件に該当する人;

(1)新型コロナウイルス感染の確定症例又は現在検査中の方と接触歴がある。

(2)地域コミュニティ内での感染が報告されている次の国(※)への渡航歴又は滞在歴がある。

(※)中国,香港,韓国,日本,イタリア,イラン,シンガポール

 上記に該当すると思われる場合の問い合わせ窓口及びガイドラインは次のとおりです。

(メキシコ政府問い合わせ窓口)

・機関:UIES(Unidad de Inteligencia Epidemiologica y Sanitaria)

・電話:800 00 44 800(または5337-1845)

・メール:ncov@dgepi.salud.gob.mx

(メキシコ政府の新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン):

https://www.gob.mx/cms/uploads/attachment/file/533167/Lineamiento_2019_nCoV_2020_02_07.pdf

5.日本外務省の海外安全ホームページにて,各国における新型コロナウイルス感染症に係る入国制限措置と入国後の行動制限措置に関する状況を掲載しておりますので,最新情報の確認を心がけてください。

海外安全ホームページ):

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

6.日本国政府新型コロナウイルス感染症対策本部の状況については以下を参照ください。

首相官邸サイト):

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

(問い合わせ先)

在メキシコ日本国大使館

住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 Mexico, Ciudad de Mexico.

Tel: +52(55)5211-0028(代表番号が不通の場合:+52(55)5091-3081)

Fax: +52(55)5207-7030

メール: ryojibu@me.mofa.go.jp

在レオン日本国総領事館

Blvd. Adolfo Lopez Mateos No.1717 Piso 9, Col. Los Gavilanes, Leon, C.P. 37270 Guanajuato.

Tel: +52(477)343-4800

Fax: +52(477)764-0603(領事班)

Email: ryojibu@lo.mofa.go.jp

★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので,皆様の海外安全対策にお役立てください。

<ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html

<海外安全 虎の巻>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf

<海外赴任者のための安全対策小読本>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_08.pdf

<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_04.pdf

★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。

★転居・帰国・家族構成の変更等により在留届の記載事項に変更があった場合は,インターネット( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )で変更の手続きをしていただくか,変更届をFAX,郵送またはスキャンデータのメール送信にて当館まで提出していただくようお願いします。

変更届フォーマット:https://www.mx.emb-japan.go.jp/files/000180336.doc

★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/mailmz/menu?emb=mx

★「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続をお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete