新型コロナウイルス:スイスにおける初の症例について

スイス連邦内務省保健局は、2月25日、スイス国内で最初の新型コロナウイルス感染者が発生したと発表しました。

●感染者は、ティチーノ州在住の男性1人(70歳)で、医療機関内において隔離措置の上、治療を受けており容態は比較的安定しているとのことです。

1. スイス連邦内務省保健局は、2月25日午後5時、記者会見においてスイス国内で最初の新型コロナウイルス感染者が発生したと発表しました。

2. ジュネーブの研究機関において新型コロナウイルスの検査の結果、ティチーノ州在住の男性1人(70歳)が陽性と判明し、スイス国内で最初の症例となりました。

  

3. 当該男性は、2月15日にイタリア・ミラノ近郊のイベントに参加し、同日スイスに帰国後、同17日に呼吸器系の症状が出たことから自宅待機をしていましたが、同24日に医療機関を受診し、鼻やのどの粘膜の検体から検査を受け、本日、陽性と判明したためティチーノ州医療機関内で隔離措置の上、治療を受け容態は比較的安定しているとのことです。

4. 同保健局は、イタリア北部での最近の新型コロナウイルス発生状況を受け、スイス国内においても感染者が発生することは想定していた事態であり準備はできていたとし、今後、国境での旅行者や通勤者等に対するフライヤー配布等による啓発活動を強化するが、現時点において学校の休校やイベントの中止等特段の追加的措置を講じる考えはないとしています。

5. 現時点において、スイス連邦政府は、空港における水際での措置などは導入していませんが、保健局によると、新型コロナウイルス予防の啓発活動や同ウイルスの検査体制強化を講じるとのことです。

6. 在留邦人の皆様におかれましては、新型コロナウイルスに関し、以下のウェブサイト等を参考に常に最新情報の収集及び感染予防に努めてください。

日本国 厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

日本国 法務省ホームページ

http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/20200131comment.html

スイス連邦内務省保健局ホームページ(ドイツ語)

https://www.bag.admin.ch/bag/de/home/krankheiten/ausbrueche-epidemien-pandemien/aktuelle-ausbrueche-epidemien/novel-cov.html

7.在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html 参照)

(問い合わせ窓口)

○外務省領事サービスセンター

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)

○外務省領事局政策課(海外医療情報)

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)4475

海外安全ホームページ

  https://www.anzen.mofa.go.jp/

 (PC版・スマートフォン版)

  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html

 (モバイル版)

(現地在外公館連絡先)

在スイス日本国大使館 領事班

電話:031 300 2222

Fax : 031 300 2256

メール:consularsection@br.mofa.go.jp

ジュネーブ領事事務所

電話:022 716 9900

Fax :022 716 9901

メール:consulate@br.mofa.go.jp