新型コロナウイルスに関するビルタノフ保健大臣記者会見(1月31日)

カザフスタン大統領付属中央情報局は31日,ビルタノフ保健大臣による新型コロナウイルス対策及びカザフスタン国民への勧告事項について発表したところ,概要は以下のとおりです。

1 ビルタノフ保健大臣は,大統領付属中央情報局において,国際的に懸念されているWHO(世界保健機関)の公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)宣言を受けて登壇した。同大臣によれば,国家主任衛生医は本年1月6日,世界的な拡大を見せる新型コロナウイルス感染から国民を保護するための衛生規準の強化を発表した。カザフスタン保健省は,感染拡大防止にかかる措置について毎日国民に情報提供を行っている。

2 同大臣によれば,保健省は情報収集オペレーションセンターを設置し,同センターの下で感染拡大予防にかかる国民のための24時間体制のコールセンターが機能している。病院の追加配備,医療従事者の訓練及び必要な医薬品及び医療製品の備蓄がなされた。

3 カザフスタンにおいて執られている措置は,すべてWHOの勧告と完全に一致している。国内への新型コロナウイルス侵入及び拡大防止のための行動計画が作成された。すべての国家機関の機能を有する省庁間委員会が創設された。採択されたプランに従い,対中国国境通過ポイントにおける衛生・検疫コントロールが強化された。

4 31日時点で医療機関により(中国から)到着した8割の国民に対して第一次医療・衛生支援が提供された。66名が新型コロナウイルス感染症の疑いのあるウイルス感染により病院へ搬送され,その内25名は快復して退院し,診断を終了した。41名の患者は診察のため引き続き医療機関に残っている。ビルタノフ保健大臣は,すべての患者は落ち着いており,症状の悪化は見られないと述べた。

5 また,新型コロナウイルス感染の疑いがある人物と接触した3,914名を観察下に置いた。彼らの観察は14日間行われる。

6 カザフスタン保健省は,中国のみならず,すべての国との間の国境通過ポイントにおいて強化された衛生・通過コントロールを確保している。同省は,カザフスタン国民に対して中国及びコロナウイルス感染例が認められたその他の国への渡航を控えるよう強く勧告している。

(何かあった場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047