新型コロナウイルスに関するカザフスタン保健省発表(1月27日)

カザフスタン保健省は27日,新型コロナウイルス対策及びカザフスタン国民への勧告事項について発表したところ,概要は以下のとおりです。

1 カザフスタン保健省・製品サービス品質安全監督委員会は,武漢市における新型コロナウイルス発生のため,中国国境通過ポイントにおける衛生・検疫コントロールを強化した。ウイルスの拡大を予防するため,カザフ国民には一時的に,中国への渡航を控えるよう勧告されている。

2 「アルティンコル」,「ヌル・ジョル」及び「ホルゴス国境協力国際センター」の通過ポイント,並びに,ウルムチ−アルマティ間の鉄道内において予防措置がとられている。ホルゴス国境協力国際センターは,2020年2月2日まで閉鎖される。通過ポイントの閉鎖は,中国の新年の祝日によるためである。

3 同時に,空港,鉄道ターミナル及び車両通過ポイントにおいて,すべての者(乗客,貨物車運転手,乗組員,航空機客室乗務員及びその他),特に中国から到着する者に対する必要な間接的体温測定が実施されている。

4 本日(27日)時点で中国から国境を通過した者は19,704名に上る。アルマティ及びヌルスルタン国際空港では17,043名(乗客15,992名,乗組員1051名),鉄道ターミナルでは161名(乗客33名,乗組員128名)である。中国から到着したカザフスタン国民の内,高熱及び病状のある者は確認されていない。医療機関における蓄えが不足しないよう,医薬品及び医療製品のリストが準備されている。

5 地方保健機関では,入院施設への患者の受け入れ,その他の入院施設における追加的患者用ベッドの配置が準備されている。また,医療スタッフへの座学及び実践訓練が施されている。

6 社会医療保険基金によるコールセンター1406(+7−7172−76−80−43)が立ち上げられており,カザフスタン国民は,同センターに電話することでコロナウイルスの感染状況に関するすべての情報,予防措置及び主な病状について知ることができる。

7 状況は,カザフスタン保健省の恒常的コントロール下にある。

(何かあった場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047