新型コロナウイルスに関するカザフスタン外務省発表(1月24日)

カザフスタン外務省スマディヤロフ報道官は24日,記者会見を開き,カザフスタン国民に対し武漢市及び湖北省への渡航を見合わせるよう呼びかけるとともに,新型コロナウイルスに対する現在のカザフスタン政府の対応について説明したところ,概要は以下のとおりです。

1 カザフスタン保健省は,外務省とともに中国国内の感染症の状況を注意深くモニタリングしている。カザフスタンへのウイルスの流入及び拡散を防止するための衛生・感染症対策及び予防対策がとられており,特にカザフスタンの空港においては,検疫所によるコントロールが実施されている。全ての旅客は,体温感知器による検査を受けており,中国から到着するフライトのモニタリングは強化されている。

2 検疫の強化に伴い,在北京カザフスタン大使館には,中国国内に滞在中のカザフスタン国民のための24時間のホットラインが開設された。

3 カザフスタン国民は,在中国カザフスタン大使館及びカザフスタン外務省ウェブサイトから発表される情報をフォローするとともに,地元政府の勧告に従うことを助言する。

4 武漢市には,230名のカザフスタン人留学生が登録されており,本日時点において98名が残留している。それ以外のカザフスタン人は,休暇が始まった際にカザフスタンないし第三国へ出国済みである(学生のうち99名はカザフスタンでの休暇,16名は中国の他の都市へ移動,17名は第三国へ出国)。

5 武漢にいる全ての留学生とは,在中国カザフスタン大使館の外交官が連絡をとっている。有名なインターネットメッセンジャーを介し,武漢市及び中国のその他の都市にいる留学生に対し,予防措置及び現状に関する通知を発出した。留学生が在籍する高等教育機関とはすでにコンタクトをとっており,在中国カザフスタン大使館は,湖北省外交部とも連携できる関係にある。同外交部は,最新情報の提供とカザフスタン国民とのコンタクトに関し最大限の協力を行っている。

6 在中国カザフスタン大使館が有する情報では,中国国内で確認された新型コロナウイルスにより発病した患者の中にカザフスタン国民はいない。

(何かあった場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047