「高額紙幣を見せてくれ」との声かけ事案の発生

 ムンバイ市内の大型ショッピングモールにおいて,旅行者を装った男女が在留邦人に対し「インドの高額紙幣を見せてくれ」と声をかけた事案が発生しました。

 紙幣を見せることは,財布の在りかや所持金の多寡について見ず知らずの者に教えるようなものです。詐欺師はあなたの親切心につけ込み,目の前で現金を詐取したり,財布を入れたバッグをひったくる等の機会を常にうかがっていますので,外出時は細心の注意を払ってください。

在留邦人及び短期渡航者の皆様へ

1 詐欺師は旅行者を装い,「インドに来て少額紙幣は持っているが,高額紙幣を見たことがないので,あなたが持っている紙幣を見せて欲しい。」「ドルを持っているので,インド紙幣に両替したい。」等声をかけてきます。このような場合,相手にすることなく「持っていない」等と断り,その場から立ち去ることが賢明です。

2 詐欺師は複数名あるいは男女等で声をかけてくることが多く(話のとっかかりとして,「今度日本に行くので,日本の様子を教えてほしい」と誘う事例もあります。),中東や東南アジア等において同種の詐欺事案が多数発生しています。紙幣を見せてしまうとそれを巧妙にすり替えあるいは抜き取る等騙す手口で現金を詐取します。

3 また,インド国内では,警察官を装った2人の男が,路上においてタクシー待ちの邦人に対し,薬物所持の確認をすると職務質問し,所持品の携帯電話と現金を奪い逃走するという事案も発生しています。偽警察官は制服のような格好をするほか,私服姿の場合もあるので,その場で相手の身分が確認できるIDを見せるよう要求すると共に,警察署に出向いて所持品検査に応ずる等述べ,毅然と対応することが肝要です。

4 邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合は,大使館又は総領事館に御一報ください。

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【問い合わせ先】

在ムンバイ日本国総領事館領事班

電話(91−22)2351−7101

メール ryoji@by.mofa.go.jp

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