マオイストチャンド派が政府に対する抗議の声明を発表

●ポイント

 マオイストチャンド派が政府に強く抗議するとの内容の声明を発表

在ネパール大使館の注意喚起(安全情報19−25)

                  10月18日

マオイストチャンド派が政府に対する抗議の声明を発表

ネパール在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

在ネパール日本国大使館

 当館が入手した情報によれば、マオイストチャンド派(Biplav group)は、10月17日(木)警察がマオイストチャンド派主導者であるネトラ・ビクラム・チャンドの兄を含む21人のチャンド派構成員を逮捕したことに対し強く非難し、これを政府の弾圧ととらえ抗議するという声明を発表しました。

 今回の発表では、バンダ(ゼネラルストライキ)を行うなどの具体的な内容は発表されておりませんが、同派は、「国民の自由や科学的社会主義の確立のためには多くの犠牲を決心している。我々の社会主義への旅は誰も止めることはできない。止めようとする方が消えていく。勝利は我々のものである。」などと声明において述べており、現時点では、どのような妨害行為を行うか予測はつかないものの、各地で同派による政府や警察等に対する違法行為の発生が予想されます。

 当地警察に確認したところ、当分の間、爆発物の設置事件等が発生する可能性が高いとのことです。過去に同派は、幾度となく爆発物や車両、建物への放火等過激な行為を行っています。

 ネパール在留邦人の皆様及び旅行者の皆様におかれましては、同派から攻撃される可能性のある建物や施設には極力近づかないようにし、不審物を発見した際には不用意に近づかないように注意をお願いします。

※ この情報は,お知り合いや旅行者等にもお知らせください。

※ 在留邦人で在留届を提出されていない方がおられましたら,大使館へ在留届を提出するようおすすめ願います。

※ 近く帰国・離任を予定されている方,または既に帰国されている方は速やかに大使館までご連絡下さい。

※ このメールの配信を希望されない方は,大使館までご連絡下さい。

大使館代表電話 4426680

※ 閉館時(休館日や夜間など)には、上記電話から緊急電話対応者に転送されます。