【継続・注意】12日14時現在のデモ状況,補欠選挙に伴う在外選挙の中止について

エクアドル在留の皆さま

(旅行者の皆さま)

 報道などによると,12日14時現在も,キト市内の歴史地区(Centro Historico)周辺や文化施設(Casa de la Cultura)などを中心に,全国から参集した多くの先住民系組織や労働者団体等が集結し,放火や治安部隊との衝突などの過激行為を強め,抗議活動を継続しています。キト市内の当館周辺やカロリーナ公園周辺でもデモの参集が確認され,その範囲が拡大されている模様です。キト市内の他,インバブラ県,コトパクシ県,トゥングラウア県,グアヤス県,カニャル県,アスアイ県内などにおいて,反対勢力らにより一部主要道路の封鎖が続いています。また,原因は不特定ですが,多くの地域で水道水の供給が遮断されています。

 更に,反対勢力の一部には,政府への反発として,一般市民を対象とした暴力行為(自動車の損壊や略奪行為等)を行うと表明している集団がある模様です。

 事態が沈静するまでの間は,不要不急の外出を控え,安全の確保に特段の注意をお願いします。

 これに伴い,本日12日9時30分から,当館で行われていた参議院議員補欠選挙(埼玉県選挙区)に伴う在外選挙は,当館周辺の危険性の高まりによって,来館者の安全確保のため13時をもって閉鎖しました(中止)。再開の見込みはありません。

 本日までの一連の騒動において,過激なデモ集団と治安部隊との衝突などにより,5人が死亡,500人以上が負傷,900人以上の被逮捕者が出ています。先住民系組織等は,治安部隊による規制が過剰な弾圧であると非難し,政府が求める事態沈静に向けた話合いが難航している模様です。

 依然として国内全域が極めて不安定な情勢にあります。引き続き,治安情勢に関する最新情報を入手し,不測の事態に巻き込まれないようにしてください。不要不急の移動を控えるとともに,デモや群衆に遭遇した場合には,直ちにその場から離れ,安全な場所へ避難してください。また,混乱に乗じた強盗,略奪行為,粗暴犯の横行や混乱を煽るようなフェイクニュース等も散見されていますので,併せて注意してください。

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エクアドル日本国大使館

Tel.(593-2)227-8700