【緊急】メキシコ市ポランコ地区:銀行利用者に対する強盗及びそれに伴う発砲事件の発生

2019年8月21日

【ポイント:メキシコ市ポランコ地区において,銀行利用者を狙った強盗事件とその被害者が抵抗して強盗犯に発砲するという事件が発生しました。本件は日本人が巻き込まれた事件ではありませんが,在留邦人が多く居住する地域での事件ですので,ご家族や社員の方にも情報共有をお願いします。】

1 事件概要

報道等によれば,8月21日午後4時ころ,メキシコ市ミゲル・イダルゴ区ポランコ地区Edgar Allan Poe通り356番付近の路上において,宅配員(Rappi)を装ったと思われるメキシコ人の強盗犯が共犯者の男と共に,銀行から現金1万ペソをおろしたメキシコ人とその警護員の跡をバイクでつけて強盗を働こうとしたところ,警護員に発砲され死亡し,共犯者は逃走しました。

2 注意点

(1)本件は銀行利用者を狙った強盗犯が,銃器を所持した警護員の抵抗を受け発砲され死亡したものと思われます。事件発生場所は,在留邦人が多く居住する地域で,付近には邦人がよく利用する病院やショッピングセンターがあります。

(2)銀行利用後を狙った強盗事件が少なからず発生しています。銀行やATM利用する際は周囲に細心の注意を払うとともに,万が一強盗犯に襲われてしまった場合は,犯人を刺激しないよう次のような対応を取り,生命身体の安全を最優先に行動してください。

・絶対に抵抗しない(大声を上げて助けを求めることでも抵抗したと見なされ,危害を加えられる可能性がある)。

・現金を取り出す等の動作はゆっくり行い,急な動作を取らない。

・犯人を直視しない,追わない。

・日頃から強盗遭遇時の捨て財布を準備しておく。

(3)またメキシコにおいて,発砲事件は各地で発生しており,十分に注意していても事件現場に遭遇してしまう可能性があります。発砲現場に遭遇してしまった場合は次のように行動し,安全の確保に努めてください。

・発砲現場から直ちに離脱してなるべく距離をとり,決して近寄らない。

・直近で事件が起き退避できない場合,両腕やカバン等で頭部を覆い,銃声のする方向に足を向けてうつぶせで伏せ,銃声が止んで退避可能と判断できるまでその場から動かない。

・付近の建物や堅牢な柱等の物陰に隠れる。

・退避する際は,極力姿勢を低くし物陰沿いに移動する。

(問い合わせ先)

在メキシコ日本国大使館

住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 Mexico, Ciudad de Mexico.

Tel:+52(55)5211-0028

Fax:+52(55)5207-7030

メール:ryojibu@me.mofa.go.jp

★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので,皆様の海外安全対策にお役立てください。

<海外安全虎の巻>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf

<海外赴任者のための安全対策小読本>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_08.pdf

<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_04.pdf

★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。

★転居・帰国・家族構成の変更等により在留届の記載事項に変更があった場合は,インターネット( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )で変更の手続きをしていただくか,変更届をFAX,郵送またはスキャンデータのメール送信にて当館まで提出していただくようお願いします。

変更届フォーマット:http://www.mx.emb-japan.go.jp/files/000180336.doc

★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。

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