リオデジャネイロ州への麻疹に関する警戒警報

リオデジャネイロ州に対し麻疹(はしか)に関する警戒警報が発出されました。

・麻疹の予防接種を2回受けていない方は,予防接種を受けることを検討してください。

1 リオデジャネイロ州への麻疹に関する警戒警報

8月1日,リオデジャネイロ州保健局は,同州に対し麻疹に関する警戒警報を発出し,1歳から49歳までの予防接種を受けていない方に対して,予防接種を受けるよう呼びかけています。

同保健局によれば,リオデジャネイロ州では2018年に20件,2019年に入ってからは13件の麻疹感染が確認されているとのことです。

麻疹の主な感染経路は空気感染(飛沫核感染)であり,その感染力は極めて強く,1人の麻疹患者から15〜20人に感染することもあります。

母子健康手帳等を確認し,麻疹にかかったことがなく,また予防接種を2回受けていない方は,医師に相談することをお勧めします。

2 麻疹について

(1)感染経路および症状

麻疹は,感染力が非常に強く,空気感染や飛沫感染によって簡単に人から人に感染する急性のウイルス性発疹性感染症です。潜伏期間は10〜12日で,免疫が不十分な人が感染すると高い確率で発症します。主な症状は発熱,咳,鼻汁,結膜充血,発しんなどですが,まれに肺炎や脳炎になることがあり,先進国であっても,患者1,000人に1人が死亡するといわれています。

(2)治療

特別な治療法はなく,対症療法が行われます。

(3)予防

麻疹は感染力が強く,空気感染もするので,手洗い,マスクのみで予防はできません。そのため,麻疹の予防接種が最も有効な予防法といえますが,十分な免疫を得るためには2回接種が必要であると考えられています。本邦においては,2回接種していない人または接種歴が不明な人は,予防接種を受けることを検討するよう呼びかけています。

(参考)

厚生労働省ホームページ:麻疹について

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html

○Unidades Municipais de Saude do Rio de Janeiro

http://www.cives.ufrj.br/informacao/unidades/cms-rio.html

【問い合わせ先】

リオデジャネイロ日本国総領事館

Praia do Flamengo, 200-10andar, Rio de Janeiro, RJ, Brasil 22210-901

電話: (55-21) 3461-9595

Fax : (55-21) 3235-2241

領事班メールアドレス: consular@ri.mofa.go.jp

総領事館HP: https://www.rio.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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