大使館からのお知らせ(モンスーンによる豪雨、洪水被害に関する注意喚起)

【ポイント】

○当地気象局は、25日(木)〜27日(土)にかけて,カブール川(River Kabul)及びその支流下流域において洪水が発生する可能性が高いと発表。

○7月上旬からパンジャブ州等の各地で洪水被害が出ており、鉄砲水等で多数の死傷者が発生。

○浸水地域における,感電及び感染症に注意。

○各種報道等にて,気象情報を把握するなど、特段の注意が必要。

【本文】

1 当国気象局は、24日(水)夕方からパンジャブ州北部の主要河川上流域において大雨が発生し、25日(木)〜27日(土)にかけて,下流域において洪水が発生する可能性が高いと発表しました。特にマングラ(Mangla)上流付近では例年にない規模の洪水が発生し,チェナーブ川(River Chenab)下流域においても大規模な洪水が発生すると予測されています。都市部においても,ペシャワール,ラーワルピンディー,ファイサラーバード,グジュラーンワーラ,ラホール,サルゴダ等で浸水の可能性があるとしています。

2 地域によっては、モンスーンによる大量の降雨により地盤が緩んだことで家や道路が崩壊したり、道路が冠水して交通網が分断される等の被害が発生することが予想されます。また、切れた送電線が水に浸かることにより、感電死するケースも見られます。

3 天候状況によっては、特定の地域に限らず、このような被害をもたらす降雨が発生する可能性があることから、常日頃から河川の氾濫による洪水被害や、豪雨による鉄砲水、土砂被害が発生した場合に備える必要があります。

4 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考にしていただき、安全に十分配慮した行動を心掛けるようお願いいたします。

(1)テレビやインターネット等で、最新の気象状況や災害状況を確認する。

(2)豪雨時の外出を控え、増水した河川等には近づかない。

(3)崖付近においては、地盤が緩み崖崩れが発生する恐れがあるため、早めの避難を心がけ、日頃から避難場所を想定しておく。

(4)洪水被害により、下水道が氾濫し、汚水を原因とする感染症等の病気が蔓延する恐れがあるため、衛生状況に留意する。

(5)切れて垂れ下がった電線の付近には近づかない。

5 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

  

○ 当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○ 外務省海外安全ホームページパキスタン):

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○ 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○ 緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)