治安情報:観光船を狙った海賊への注意喚起

アマゾン河流域にて貨物船が海賊に積荷を略奪される事件が発生

1 発生日時

 6月7日(金)不明

2 事件発生場所

 アノリー市ソリモンエス河流域

※ソリモンエス河は一般的にはアマゾン河と呼ばれる。

【参考:事件発生現場周辺地図 ※google map】

https://www.google.com.br/maps/search/anori/@-3.7668986,-61.5959632,14z

3 事件概要(報道によると以下のとおり)

 ソリモンエス河流域のアノリー市で、テフェー市から航行中の貨物船が3人の海賊に襲われ、3つの積荷を略奪される事件が発生。その後、海賊は逃走したが、4つ目の積荷を奪おうと、再度戻ってきた。しかし、乗組員は抵抗し銃撃戦となった結果、積荷は奪われなかったものの、乗組員1名が被弾。襲撃時、警察に通報しその援助を依頼していたが、到着した時には既に海賊は逃走。4つ目の荷物には時価10万レアル19キロの麻薬が詰められていた。アノリー市近郊のソリモンエス河流域に位置するコアリー市は麻薬ルートの中心であり、度々小型船が大量の麻薬を輸送する手段として使われている模様。

 今回は麻薬関連の事件であるが、州文民警察水上警備隊の発表によると、最近、観光船や貨物船に対しての、海賊の襲撃が急増していると指摘。貨物船からは食料や燃料を、観光船からはカメラ、ビデオ、パソコン等を強奪する由。

4 総領事館からのお願い

(1)観光船に乗るときには、事前に航行経路、被害歴等の情報を収集し確認する。

(2)アウトドアー等で船旅をするときも、危険な地域の情報をしっかり収集するとともに、近づかないようにする。

(3)万が一,被害に遭遇した場合は,(ア)絶対に抵抗をしない(相手を刺激せずできるだけ要求に応じる)。(イ)相手の顔を直視しない(抵抗の意味で顔を覚えたと捉えられる)。

本メールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに配信しております。

○在マナウス日本国総領事館(連絡先)

電話:(市外局番92)3232-2000,国外からは(国番号55)92-3232-2000

ホームページ:http://www.manaus.br.emb-japan.go.jp/

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

以 上