【感染症情報】シドニーにおける麻しん(はしか)警報

●フィリピンから帰国した乳児とバリ島から帰国した女性が麻しん(はしか)と診断されたことで、NSW保健局は、3月4日、シドニー市民とバリ島から国際線で帰国した人などに麻しんの症状に注意するよう呼びかけています。

●今後も引き続き新聞、ニュース、インターネット等からの情報に留意してください。

 豪州国内では既に撲滅された麻しん(はしか)の患者が増えています。

 年初より2月1日までに、22例の確定診断患者が確認されました。輸入例および2次感染例です。麻しんは、感染力が強いことから、保健当局から、年初から9回の警報(感染者が出歩いた時間と場所)が発出されています。

 麻しんは、3つしかない空気感染する発疹性のウィルス感染症で、感染力が極めて強い(インフルエンザの10倍と推測)感染症です。潜伏期間は、10日から12日で、症状出現より前からも感染力があるといわれています。とくに、免疫力の低い、小児(予防接種未接種者)・妊婦・高齢者・癌患者に発病率が高く、重篤化しやすい傾向にあります。主な症状は、発熱、咳、鼻汁、発疹などです。肺炎や脳炎に移行することがあり、医療先進国でも患者1000人当たり1名の死亡があると推計されています。

 対策として、予防接種が有効ですので、過去の予防接種歴の確認と、必要により追加予防接種を検討してください。また、前述の通り、保健省や州保健当局からの警報が出ましたら、ご自身・家族の行動確認をし、該当した場合は、当局の注意に従い確認をお願いします。また、国外への渡航時には、行き先の感染症情報と自身の予防接種歴の確認もお願いします。

<参考>

◎麻しん情報HP

厚生労働省 感染症についての情報 麻しん

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html

【在シドニー日本国総領事館

Level 12, 1 O'Connell Street,

Sydney NSW 2000 Australia

代表電話(61-2)9250-1000

Fax(61-2)9252-6600

Web:http://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/index_j.htm

Email:japaneseconsulate@sy.mofa.go.jp

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