クレジットカード詐欺に対する注意喚起

チューリッヒ空港において邦人を狙ったクレジットカード詐欺が再度発生しました。

1.昨年5月16日付メールで注意喚起しましたクレジットカード詐欺被害が再度発生しました。手口が類似しているほか,すり替えられたカードはいずれも「楽天カード」であり,今回も肌が黒い人物であったことから同一人物による犯行と思われます。

今回の手口は,次の模様です。

(1)ターミナル(チェックイン2)内のスターバックス付近で,男性から「タナカさん」に電話をかけたいが,カードは所持していないので20ユーロ(現金)を払うからカードで電話をかけさせてほしいと依頼があった。

(2)ピンコード入力時は隠していたが,途中で一度,一瞬電話機からカードを抜いたときがあった。その後直ぐに返却してもらい,その男性と別れた。

(3)翌日,カードを確認すると他人名義の同じカードであった。オンラインでカードの利用明細を確認すると限度額までカードが利用されていることが判明した。

2.日本人を狙った犯行であることから,チューリッヒ空港を利用する際は,以下の2018年5月16日付注意喚起メールに記載の対策に留意し,十分注意してください。

(2018年5月16日付注意喚起メール)

 チューリッヒ空港内にて,見知らぬ男性から英語で,友人の日本人が飛行機に乗り遅れたので,公衆電話より電話をかけてほしいと依頼された。クレジットカードを使用しても電話ができず,数枚のカードを試しているうちに,同種のカードとすり替えられていた。その間,当該人物は,荷物を残し,インフォメーションセンターに行くとして何度かその場を離れていた。日本に帰国後,確認するとカードが不正に使用されており,かつ,同じ会社の他人名義のカードにすり替えられていた(本事案では楽天カード)。

(対策)

・見ず知らずの人に支援を求められても,容易に信用せず,警察に相談するよう返答する。

・クレジットカードが相手の手に一瞬でも渡った場合は,すり替えられている可能性もあるので,カード名義をすぐに確認する。

・不正使用の疑いがある場合は,クレジットカード会社に通報し,カードを止める。

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