無差別襲撃事件等にかかる注意喚起

【ポイント】

●年末年始にかけて、ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州をはじめ、ドイツ国内で複数の無差別襲撃事件が発生し、それぞれ死傷者が発生しました。

●現在のところ、それぞれの事件の背景は捜査中ですが、ドイツを含め外国ではこうした不測の事態に常に警戒する必要があります。

●最新情報の入手に努めるとともに、人が多く集まる場所(イベント、観光施設、駅や公共交通機関など)では周囲の状況に警戒するなど自らの安全確保に十分注意を払ってください。

【本文】

1 年末年始にかけ、ドイツ国内において以下のような無差別襲撃事件の発生が報じられています。

(1)12月20日午後3時前、NRW州レックリングハウゼン市内のバス停で、バスを待っていた人々に普通乗用車が突入し、1名が死亡し少なくとも6名が負傷。

(2)12月29日、バイエルン州ニュルンベルク近郊アンベルク町において、シリアやアフガニスタン等からの難民申請者が酒に酔って暴れ、通りかかった一般人12名を襲撃。

(3)1月1日午前0時すぎ、NRW州エッセン市及びボトロップ市において、外国人排斥を標榜する男の運転する車が新年を祝う群衆に突入し、シリア人やアフガニスタン人など外国人を含む複数名が負傷。

(4)1月3日、ザクセン州デーベルン町にある政党「ドイツのための選択肢(AfD)」事務所前において爆発事案が発生(負傷者なし)。

2 これらの事件の背景は捜査中ですが、ドイツにお住まいの皆様並びに旅行者の皆様におかれましては、改めて次の事項に注意を払い、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

(1)テレビ、ラジオや新聞等の報道に注意を払い、最新の関連情報の入手に努める。

(2)観光施設をはじめ、イベント会場等の人が多く集まる場所や施設、駅や公共交通機関、政党事務所などは、テロ等の標的となりやすいことを認識し、常に周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等、その場の状況に応じて安全確保に十分注意を払う。

(3)不測の事態の発生を念頭に、会場や施設内では避難経路等についてあらかじめ確認する。

(4)事件に遭遇した場合には、まず身を伏せた上で、周囲の状況を把握するよう努め、可能であれば早めにその場から立ち去る。その際、現場の警察官等の指示をよく聞き、冷静に行動するように努める。

3 なお、これらの事件をきっかけとして、反移民・難民を標榜するデモ・集会やそれに対する対抗デモ等が発生する可能性も排除できませんので、テレビやラジオを通じ、常に最新情報の入手に努めるとともに、デモや集会には決して近づかないなど自らの安全確保に十分注意を払ってください。

4 また、何らかの邦人被害の情報に接した場合には、当館をはじめ、管轄の在外公館にご連絡ください。

5 在留届の提出または、「たびレジ」への登録を必ず実施してください。

3ヶ月以上海外に滞在する方は在留届の提出を、3ヶ月未満の場合は「たびレジ」への登録を必ず実施してください。(「たびレジ」の登録: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができます。また、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。

このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】

デュッセルドルフ日本国総領事館(領事部)

電 話: 0211−164820

FAX: 0211−357650

メール: konsul@ds.mofa.go.jp

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願い致します。

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