ジャマイカにおけるデング熱発症の増加について

報道によれば, ブスタマンテ小児病院(キングストン所在)においてデング熱を含むウイルス性疾患やデング熱の重症ケースが増加傾向にあることから, ジャマイカ保健省は注意を呼びかけています。デング熱等の蚊が媒介する感染症については, 蚊に刺されないよう予防措置をとるとともに, 万が一発症した場合には, 早期に医療機関を受診し, 適切な治療を受けることが重要となります。

1 デング熱への対策として, ジャマイカ保健省は以下の注意を呼びかけています。

●家や周囲の蚊の繁殖する場所を減らすことは, デング熱ウイルスを運ぶ蚊の数を減らし, ひいては噛まれる可能性を減らすのに重要な役割を果たします。 蚊の繁殖を防ぐために, 貯水した水は覆い,水が入るような容器は空にして定期的に掃除し, 捨てる容器には穴を開け,ゴミを取り除き, 草や低木は低く保ちましょう。

●蚊が周りにいる可能性が高い特に夕暮れと夜明けは, 長袖を着用して身を守ってください。 モスキートネットや蚊よけスプレーを指示どおりに使用してください。

●熱と痛みの治療には, セタモールやパナドールなどのパラセタモールのみを使用してください。 多くのウイルス性疾患は似ているため, デング熱は他の疾患と間違えられる可能性があります。自宅に保管されている他の痛み止めや解熱剤を使用しないでください。 痛みや熱の薬が処方または調剤されているときは, デング熱の可能性について薬剤師または医師に相談してください。

デング熱の多くの症例は軽度ですが, 腹痛, 嘔吐, 脱力感, 出血, その他の重度の症状または継続して症状がある場合は, 医師の診断を受けてください。

2 以下もご参考ください。 

 厚生労働省検疫所(FORTH) 感染症についての情報「デング熱

 http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name33.html

 国立感染症研究所 「デング熱

 http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ta/dengue.html

12月28日

在ジャマイカ日本大使館

Embassy of Japan in Jamaica

NCB Towers, North Tower, 6th Floor, 2 Oxford Rd, Kingston 5

tel:1(876)929-3338/9 fax:1(876)968-1373

http://www.jamaica.emb-japan.go.jp/

(緊急時:*FM radio: 87.9Mhz)