熱帯暴風雨「フローレンス」に関する注意喚起(その5)

1 米国関係当局等が以下の発表をしておりますので、お知らせしますとともに引き続き注意が必要となります。特に洪水等の被害のある地域にお住まいの方は不要不急の外出は避けるようにして下さい。

(1)FEMA(米国連邦緊急事態管理庁)の発表

・熱帯暴風雨「フローレンス」は本日もNC州及びSC州に停滞し、断続的な雨が続くとしており、既に海水や河川の水位が上がっていると発表しています。従いまして、河川や海岸沿いには近づかない。

東部標準時間午前8時現在、熱帯暴風雨「フローレンス」マートルビーチから西方向35マイルに位置しており、毎時2マイル(4キロ)の非常にゆっくりとした速度で進んでいる。

・高潮の影響で、NC州のニューバーン川の水位が上がったため地域住民を救助隊がボートで救助している。

・NC州では倒木や建物や道路の崩壊の影響が出ており、930,000世帯で停電が起こっており、今後この数値は増加することが予想される。

・川や沿岸地域において既に洪水が起きており、特に内陸部に居住する方々は洪水の水が捌ける頃に鉄砲水が発生するおそれがあり注意が必要。また洪水には工業廃棄物等も含んでいるため、伝染病感染のおそれがあり、また感電のおそれがあるので注意が必要。

・水が溜まっている場所における徒歩による移動は、足下をすくわれる可能性がある、また 車の運転は、深さが分からないため非常に危険であるため、そういう場所では運転しない。

(2)気象予報士による見解

・NC州、SC州、GA州、TN州などの地域で一週間の間に18兆ガロン(68兆リットル)の降雨を予測している。またNC州だけで9.6兆ガロン(36兆リットル)もの降雨を予測しているとので、特にNC州にお住まいの方は引き続き注意が必要。

2 総領事館からのお願い

・引き続きNC州及びSC州にお住まいの方は、Flash Flood Warning(激流を伴う洪水警報・鉄砲水警報), Tornado Warning(トルネード警報), Tornado Watch(トルネード注意報), Storm Surge Warning(高潮警報)、といった警報や注意報が発令されておりますので、ナショナルウェザーサービスのサイトを常時確認していただき、お住まいの地域の情報を入手して安全を確保していただくようお願いします。NC州の一部地域では浄水場がハリケーンの影響で水道水の浄水が行えず、水道水が使用できないとの情報もございますので、現地政府機関が発出する注意喚起等の情報入手に努めていただくようお願いします。

※NC州注意報及び警報

https://alerts.weather.gov/cap/nc.php?x=1

※SC州注意報及び警報

https://alerts.weather.gov/cap/sc.php?x=1

※緊急避難キットの準備

http://www.atlanta.us.emb-japan.go.jp/nihongo/PDF/EmergencyKit.pdf

・万一災害に巻き込まれた場合は、まずはご自身またはご家族の安全を確保していただいた上で、当館のメールアドレス、代表電話またはファックスでご連絡下さい。

※このメールに返信が可能ですので、お住まいの地域の状況に関する情報提供にご協力をお願いします。

※在アトランタ日本国総領事館(管轄地域・ノースカロライナサウスカロライナジョージアアラバマ州

ホームページ:http://www.atlanta.us.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html

メールアドレス:ryoji@aa.mofa.go.jp

住所:Phipps Tower , 3438 Peachtree Road, Suite 850, Atlanta, GA 30326, U.S.A.

電話: 1-404-240-4300 Fax:1-404-240-4311