邦人犯罪被害事例(8月12日:ラバト)

ラバトにおいて,旅券,クレジットカード及び現金が盗難される被害が発生しましたので,ご連絡いたします。貴重品の管理に十分注意してください。

ロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様

1 邦人犯罪被害

発生日時:2018年8月12日(日)午後

発生場所:ラバトのメディナ内のレストラン(推定)

被害手口:窃盗

被害者:20代男性

概要:

 被害者は,10日間のモロッコ国内旅行を計画しており,8月11日(土),モロッコへ入国した。入国後,カサ・ポール駅周辺を観光してたところ,高齢男性にカサブランカを案内すると声をかけられ,当該男性とカサブランカを観光し翌日再会する約束をして1日目が終了した。翌日午前,男性と再会を果たし共にラバトへ移動した。男性にメディナ内を案内され,14時頃メディナ内のレストランにて食事をした。その後,ラバト・ヴィル駅へ移動し,当該男性がタクシーを呼びに行くと言い残し現場を立ち去ったが,再度現れることは無かった。被害者は男性がタクシーを呼びに行っている間にリュックサックを確認したところ,旅券,クレジットカード,現金(2〜3万円)を入れていた首下げパスポートケースが無いことに気がついた。

 被害男性は,メディナ内のレストランで食事をした際,一瞬当該男性がリュックサックに触れていたことを目視しており,その間に窃盗されたものと思われる。被害者は,パスポートのコピー及びクレジットカード会社の連絡先を控えていたため,警察での盗難届出立証書の発給及びクレジットカード会社への盗難による利用停止を迅速に行うことができた。 

 

大使館からのコメント:

 見知らぬ人と行動を共にし,日本人が被害に遭った事例が続いています。異国の地で外国人と知り合うことは旅の醍醐味ではありますが,日本人は非常に目立ち,「裕福で警戒心が希薄である」と思われやすく,犯罪の標的になりやすいことを意識して下さい。また,疑うことは,自らの身を守るための最も基本的な心構えです。親切心を疑うことは我々日本人にとって後ろめたいことかもしれませんが,モロッコにおける犯罪の多くは,親切心を装って我々の警戒心を解くところから始まります。常に心の片隅に警戒心を残し,貴重品の管理を徹底するよう注意してください。

 また,羊犠牲祭(8月22日,23日)の前後は強盗,車上荒らし,置き引き等がモロッコの各地で発生しています。ついては,モロッコ渡航・滞在を予定されている方は,上記の内容に十分留意し,外出の際には多額の現金を所持しない,一時的に自家用車から離れる場合であっても,外から見える場所に鞄やバッグ等は置かないようにするなど,貴重品の管理には十分に注意を払って行動するようにしてください。

2 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#  参照)

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】

在モロッコ日本国大使館領事部

TEL:+212-(0)537-63-1785

FAX:+212-(0)537-63-9560

E-mail: consulaire@rb.mofa.go.jp

在モロッコ日本国大使館ホームページ:http://www.ma.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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