在ルーマニア日本国大使館からの注意喚起(偽警察官)

ルーマニア日本国大使館からの注意喚起(偽警察官)

2018年8月7日

ルーマニア日本国大使館

【ポイント】

・本物の警察官は私服で路上での職務質問や所持品検査は行いません。

・偽警察官と思しき人物から声をかけられたら相手にせずその場を立ち去ってください。

・それでも執拗に迫ってくる場合は,「警察署で話を聞きます」「日本大使館で話を聞きます」と言って毅然とした態度で応対してください。

【本文】

1.ルーマニアでは昔から偽警察官による窃盗等の犯行が見られますが,近年は以前より見られなくなったものの,首都ブカレスト市内や地方の観光名所等で依然として偽警察官による窃盗等の犯行が散見されます。最近も日本人旅行者がブカレスト市内で被害に遭ったとの報告を受けています。

2.犯行の手口としては,私服の警察官と名乗る人物が旅行者等に声をかけ,麻薬の取引や違法両替等,何らかの理由をつけて職務質問やパスポート等のID確認,所持品検査を要求し,その所持品検査の際に現金等の所持品を窃取するというものです。また,偽警察官の犯行は2名一組で行われることも多く,一例としては,最初に一般人を装う人物が「両替をしてくれないか」などと旅行者等に声をかけ,それに応じていると,偽警察官がやってきて「違法両替をしているのではないか」などと言って,職務質問や所持品検査を要求してきます。

3.基本的に本物の警察官は私服で路上での職務質問や所持品検査は行いません。偽警察官と思しき人物に遭遇した場合は,相手にせず速やかにその場を立ち去ってください。それでも執拗に迫ってくる場合は,「警察署で話を聞きます」「日本大使館で話を聞きます」などと言って毅然とした態度で応対してください。